とりあえずフ自分は,フジテレビの事務局会員なので,先行予約の申し込みはできそうです。
ただし抽選になるでしょうが・・・。
当選するといいなー。
しかしS席4万2千円かー 高いよ。
前回より1万円もUP!!!
でも即日完売でしょうね。 取れなければオクかな?
BPOのHPに出ていましたが、
ハイドン、トリスタン、ブラ2のAプロなのですね。
管弦楽団:
ベルリンとウィーンが初共演へ
オーストリア通信などによると、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のサイモン・ラトル音楽監督は28日、同楽団が05年4月2日にベルリンでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と合同でコンサートを行うと発表した。
両楽団とも世界最高峰とされるオーケストラで、長年ライバル関係にあり、共演するのは初めて。
ラトル監督によると、合同コンサートのメンバーは両楽団から選抜。同監督が指揮し、マーラーの「交響曲第6番」などを演奏するという。監督は「まったく違った音色を持つ両楽団の共演で、どのような音楽が生まれるか楽しみだ」と述べた。
ベルリンフィルの音楽監督だった故カラヤン氏は1984年、当時関係が悪化していた同フィルのザルツブルク公演をキャンセル。代わりにウィーンフィルを招いたことなどから、両楽団の関係はぎくしゃくしていた。相互の交流もほとんどなかったが、今回、両楽団に関係の深いラトル氏の奔走で共演が決まった。(ウィーン共同)
毎日新聞 2004年4月29日 21時12分
この雑誌、ベルリンフィルに関連する記事が多いので読むことは読みますが、買うことはまずありません。それは主筆の石原氏の評が典型的ミーハーアバドファン、そういうのが適切でなければ、私の趣味とまったく合わないからです。(そういう意味では、ディスクガイドを削除してもう少し安くなったなら購読しているかもしれませんね。)石原氏の評は、ベクトルの方向は180度違います(笑)が、内容、程度としては宇野氏と同様のものを文体を変えただけ。特定の信者=ラトル、アバドファンには受けるけど・・・というのが正直な感想です。特にアバド・BPOを絶賛してますが、その割にはその絶賛の根拠は「特異なサウンド」(ピラミッド型に対比して摩天楼型、という表現をしてますが、「それがどうした?」といいたくなります)のみに終始し、肝心の演奏、解釈については触れられたところはほぼ皆無でしょう。その次号の「不当に低い」の「不当さ」をどう(へ?)理屈づけてくれるのか、ある種楽しみではありますが。
一方で、立風書房からの最新刊のネコケン氏編「オーケストラこだわりの聴き方」は実に面白く、特に木幡氏の「アバドってなに?」というコラムは、私が感じていたことを見事に表現してくれていて実に興味深いものです。アバドファンの方ですら、一読をおすすめしたいですね。
05/2/3,4,5 Jean-Philippe Rameau Castor et Pollux, Tragedie en musique:
Berlin Ouverture, Suite fur Orchester, Auszuge mit Chor und Solisten
(W.Christie) Jean-Joseph Cassanea de Mondonville In exitu Israel
Joseph Haydn Missa Sancti Nicolai G-Dur Hob. XXII:6
Wolfgang Amadeus Mozart Symphonie Nr. 31 D-Dur KV 297
≫Pariser Symphonie≪
05/2/10,11,12 Joseph Haydn Symphonie Nr. 98 B-Dur
Berlin(Ozawa) Dmitri Schostakowitsch Symphonie Nr. 10 e-Moll op. 93
05/2/17,18,19 Alban Berg Drei Orchesterstucke op. 6
Berlin(Eotvos) Elliot Carter Klarinettenkonzert
Bela Bartok Herzog Blaubarts Burg op. 11 Sz 48
05/2/24 Wolfgang Amadeus Mozart Symphonie Nr. 39 Es-Dur KV 543
Munchen Symphonie Nr. 40 g-Moll KV 550
Symphonie Nr. 41 C-Dur KV 551 ≫Jupiter≪
05/2/25 2/24に同じ
Hamburg
05/2/26 2/24に同じ
Berlin
05/3/5,6,7 Anton Bruckner Symphonie Nr. 5 B-Dur
Berlin(Thielemann)
05/4/2 Ralph Vaughan Williams Fantasia on a theme by Thomas Tallis
Berlin(WPh合同) Gustav Mahler Symphonie Nr. 6 a-Moll
05/4/6,8 Benjamin Britten Peter Grimes op. 33
Berlin
05/4/14,15,16 Franz Schubert Symphonie Nr. 2 B-Dur D 125
Berlin(Harnoncourt) Messe Nr. 5 As-Dur D 678
05/4/25,26,27,28 Toru Takemitsu A Flock Descends into the Pentagonal Garden
Berlin Unsuk Chin Violinkonzert
Igor Strawinsky Der Feuervogel
05/5/1 Ludwig van Beethoven Symphonie Nr. 4 B-Dur op. 60
Budapest Igor Strawinsky Der Feuervogel
05/5/2 5/1に同じ
Venezia
05/5/4 5/1に同じ
MiIano
05/5/6 5/1に同じ
Wien
05/5/8 Ralph Vaughan Williams Fantasia on a theme by Thomas Tallis
Wien(WPh合同) Gustav Mahler Symphonie Nr. 6 a-Moll
05/5/12,13,14 Wolfgang Amadeus Mozart Symphonie Nr. 32 G-Dur KV 318
Berlin(Haitink) Klavierkonzert Nr. 21 C-Dur KV 467
Claude Debussy Nocturnes≫Iberia≪ aus ≫Images≪
05/5/19,20,21 Joseph Haydn Symphonie Nr. 97 D-Dur
Berlin Dmitri Schostakowitsch Klavierkonzert Nr. 1 c-Moll op. 35
(Jansons) Jean Sibelius Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 42
05/5/27,28,29 Alban Berg Sieben fruhe Lieder
Berlin(Abbado) Gustav Mahler Symphonie Nr. 4 G-Dur
05/6/2,3,4 Bela Bartok Divertimento fur Streichorchester Sz 113
Berlin Sergej Rachmaninoff Klavierkonzert Nr. 2 c-Moll op. 18
(Pappano) Arthur Honegger Symphonie Nr. 3 ≫Liturgique≪
05/6/8,9,10 Claude Debussy ≫Danse sacree et danse profane≪
Berlin fur Harfe und Streichorchester
Maurice Ravel Klavierkonzert G-Dur
Franz Schubert Symphonie Nr. 8 C-Dur D 944
05/6/15,16,17 Igor Strawinsky Renard, Burleske Geschichte in Liedern
Berlin und Tanzen fur zwei Tenore, zwei Basse und kleines Orchester*
Sergej Prokofjew Violinkonzert Nr. 1 D-Dur op. 19
Johannes Maria Staud Urauffuhrung eines Auftragswerks
der Berliner Philharmoniker
Dmitri Schostakowitsch Symphonie Nr. 1 f-Moll op. 10
05/6/21,22,23 Igor Strawinsky Les Noces
Berlin Joseph Haydn Messe B-Dur Hob. XXII:14 ≫Harmoniemesse≪
05/6/26 ≫Nuit francaise≪
Berlin
BPOのHPに出たので間違いはあるかもしれませんが、作ってみました。(殆どコピー)
日本公演はアホらしくなってきたので。
(指揮者名)名前がないのはラトル指揮です。
04/8/28 Arnold Schonberg Variationen fur Orchester op. 31
Berlin Ludwig van Beethoven Symphonie Nr. 9 d-Moll op. 125
04/8/30 Claude Debussy La Mer
Salzburg Olivier Messiaen Eclairs sur L'Au-dela
04/8/31 8/28に同じ
Salzburg
04/9/2 8/28に同じ
Luzern
04/9/3 8/30に同じ
Luzern
04/9/5 8/28に同じ
London
04/9/6 8/30に同じ
London
04/9/7 8/28に同じ
Biemingham
04/9/12,13,14 Karol Szymanowski Des Hafis Liebeslieder op. 26
Berin Johannes Brahms Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73
04/9/17,18,19 Claude Debussy Drei Preludes in der Orchesterfassung von Colin Matthews
Berlin La Boite a joujoux Prelude a l'apres-midi d' un faune
La Mer
04/9/23,24,25 Gustav Mahler Symphonie Nr. 3 d-Moll
Berlin(Haitink)
04/9/27 9/23に同じ
London
04/9/28 9/23に同じ
Amsterdam
04/10/7,8,9 Jean Sibelius Die Okeaniden op. 73
Berlin(Vanska) Ludwig van Beethoven Violinkonzert D-Dur op. 61
Carl Nielsen Symphonie Nr. 5 op. 50
04/10/13,14,15 Alban Berg Violinkonzert
Berlin Gustav Mahler Symphonie Nr. 5 cis-Moll
04/10/22,23,24 Mark Anthony Turnage A Relic of Memory
Berlin Urauffuhrung Auftragswerk des Rundfunkchors Berlin
Igor Strawinsky Apollon Musagete,
Ballett in zwei Bildern fur Streichorchester
Magnus Lindberg Aura
04/10/28 Joseph Haydn Symphonie Nr. 86 D-Dur
Berlin Richard Wagner Tristan und Isolde: Vorspiel und Isoldes Liebestod
Johannes Brahms Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73
04/12/2,3,4,5 Franz Schubert Symphonie Nr. 6 C-Dur D 589
Berlin Arien aus den Opern Andrast D 137, Alfonso und Estrella D 732
(Harnoncourt) und Claudine von Villa Bella D 239
Symphonie Nr. 7 h-Moll D 759 ≫Unvollendete≪
04/12/9,10,11 Hector Berlioz Le Corsaire op. 21
Berlin Claude Debussy Jeux
Paul Hindemith Klaviermusik mit Orchester op. 29 Urauffuhrung
Ludwig van Beethoven Symphonie Nr. 4 B-Dur op. 60
04/12/16,17,18 Wolfgang Amadeus Mozart Klavierkonzert Nr. 25 C-Dur KV 503
Berlin(Barenboim) Wilhelm Furtwangler Symphonie Nr. 2 e-Moll
04/12/22,23 Gyorgy Ligeti Atmospheres
Berlin Richard Wagner Lohengrin: Vorspiel zum 1. Aufzug
(M.Albrecht) Johann Nepomuk Hummel Trompetenkonzert Es-Dur
Robert Schumann Symphonie Nr. 1 B-Dur op. 38 ≫Fruhlingssymphonie≪
04/12/29,30,31 Carl Orff Carmina Burana
Berlin
05/1/13,14,15 Olivier Messiaen Poemes pour Mi
Berlin George Benjamin Palimpsest I & II
(D.Robertson) Ludwig van Beethoven Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 36
05/1/20,21,22 Charles Ives Symphonie Nr. 4
Berlin(Oramo) Dmitri Schostakowitsch Symphonie Nr. 11 g-Moll op. 103
05/1/27,28,29 Peter Tschaikowsky Kronungsmarsch D-Dur
Berlin Violinkonzert D-Dur op. 35
(M.T.Thomas) Manfred, Symphonie h-Moll in vier Bildern nach Byron op. 58
はじめまして、ベルリンフィルの東京公演ですがフジテレビのイベント情報に先行予約についての掲示がありました。但しもう終了してしまったようですが・・・。
一応URLをつけておきます。
今日(28日)ベルリンフィルを聴きに行ったら、来シーズンのプログラムの冊子がありました。
とりあえずTV放送されるであろうものをピックアップします。
2004年12月31日 ジルヴェスターコンサート
指揮:Sir Simon Rattle
Carl Orff "Carmina Burana"
2005年5月1日 ヨーロッパコンサート(ブダペシュト)
指揮:Sir Simon Rattle
Beethoven Symphonie Nr.4
Strawinsky "Der Feuervogel"
2005年6月26日 ヴァルトビューネ
指揮:Sir Simon Rattle
「フランスの夜」(プログラムは未定)
WienのKonzerthausでベルリンフィルが弾くというお話がありましたが、5月のヨーロッパツアーのようです。おそらく収容人数の関係でMusikvereinではなくKonzerthausなのでしょう。どうやら来シーズンはウィーンフィルとベルリンフィルの共演という企画があるみたいですよ。ベルリン(4月2日)とウィーン(5月8日)であります。
http://homepage1.nifty.com/bpo/bilder/19750419.jpg
これは,35ユーロでした。(このブル4のCD-R,まだ購入してなかったなぁ)
私がよくプログラムばかり注文しているせいか,71年から72年にかけてのプログラム4枚も,
サービスして送ってきてくれたようです(^_^)。感謝!
ということで,こちらも追加しておきました。
http://homepage1.nifty.com/bpo/karajan-programm.html
最新号の7号,本日,店頭で見つけて購入しましたが,チェリビダッケやカラヤンの特集もあって,
相変わらず頑張ってるなという感じで,うれしいです。
で,次号(6月下旬発売予定)の予告によると,特集のひとつが「不当に低いアバド評価」
アバドへの評価が低いのは,ここの掲示板だけかと思っていたのですが(^_^;)(_ _),
一般的にはどうなのでしょうかね。評価の高いサイトの方が多いような気はするのですが。
こんにちは、このような掲示板があることを初めて知りました。
今後も度々拝見させて頂きます。
さて、ベルリンフィルとラトルの大ファンである私が彼らの来日公演を
不覚にもごく最近知りました。
非常に聞きに行きたいのですが、チケットをどのようにして求めれば良いのか、
あるいはチケットは売り切れてしまったのか、
フジテレビジョンのHPを見ても正直言ってわかりませんでした。
大変恐縮ではございますが、
この事に関してどなたか御存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?
もしいらっしゃれば掲示板でお教え頂けませんでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します!
いつも楽しく拝見しております。
1970年代、カラヤン・ベルリンフィルはかなりの回数の演奏会を、普門館で行っているよう
ですが、なぜこの場所が選ばれたのでしょうか。東京文化会館やNHKホールのように、より音楽に
適切な場所があったのでは、と思っています。客席数の多さでしょうか。
この辺の事情に詳しい方、ご教示をお願いいたします。
メンバー表が大幅に更新されていますね。
クレッツァーが2番に降りてソロが空白になってます。
Trbのチースリク、Clのガイスラー、Percのシュッツ教授の名前もなくなってますね。
なんかさびしいなあ。
札幌公演42、000〜20、000円ですか・・・トホホな金額ですねぇ。
「ラトルシート」と名付けるくらいなのだから5、000円程度の慈善的金額を設定したのか
と思いきや、単に「ラトルを拝顔できる席」というだけの意味のようですね。
恐らく北海道の文化を引っ張っていっている筈の道新グループなのだから、
もっとリーズナブルな金額の設定を期待していただけに残念というか憤慨です!
東京地区の公演も同じようなものなのでしょうが・・・
Xさん,マラド−ナさん,情報,ありがとうございます。
http://www.uhb.co.jp/event/berliner_p/index.html
まあ,それでも,チケットは,すぐに売り切れるんでしょうか。
ラトルシートって,いわゆるP席のことなのですね。
個人的には,ザルツブルクの《指環》までは,貯金しておこうかなという感じです。
まあ,近隣岡山のチケットが入手できれば,つい行ってみるかもしれませんが,
今回は行かない(行けない)可能性が大です。
主催者UHBのHPに情報がアップされていました。
S席42,000円 A席36,000円 B席32,000円 ラトルシート30,000円 C席20,000円
A席以下の配分は、いつもながら少なくなっています。
ついにオケも4万円時代に突入してしまいました。
私も来シーズンのプログラムを知りたいのですが、ウィーンの楽友協会やコンツェルトハウスの
HPを見ていたところ、来年の5月6日にコンツェルトハウスでBPOのコンサートが行われる
ようです。BPOのコンツェルトハウス登場は珍しいのではないでしょうか。
曲目はベートーヴェンの交4番とストラヴィンスキーの「火の鳥」です。
ちなみに同日同時間の楽友協会ではムーティ指揮WPhのコンサートがあるようです。
飛び石連休になるので日本人観光客も多くなりそうですね。
>新救世主さん
最新の情報,ありがとうございます。
ベルリン・フィルの話題でなくても構いませんので,これからもどうぞよろしく。
特にオペラの話題は大歓迎です。
今年は5年ぶりにオペラの講座を開講することにしましたし。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~mogami/opera.html
ちなみに,この前の新国の《神々の黄昏》でハーゲンを歌ったHさん,
こちらのご出身で,お母さんが私の講座によく来られるのですよね。
先日も電話で,「あまりたいしたことはしませんから」とは言ったのですが。
(Hさんは,まだステージでしか見たことはありません)
PS. 《影のない女》を FROSCH と書かれるとは,私の存じている方ですよね(^_^)。
入り口のすぐ脇に積んであるのですが…。webにばかり頼っていると危険ですよ(笑)。
目玉は一月のシュトラウスターゲ。FROSCH、ダフネ、ばらの騎士(シェーファー出演)をティーレマンが振ります。サロメはシルマー指揮。ティーレマンは他にも死者の家からや、マノンレスコーを振ります。オケコンではシュトラウスターゲの終盤にドンファン、四つの最後の歌、ジークフリート牧歌、トリスタンの前奏曲と愛の死というプロや、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番や悲愴というプロも。もちろん指揮は全部ティーレマン。
3月にリングチクルスで指揮はメルクル。その他、ハイダーが奥様とルチア、フランクフルトのシェフのカリニャーニがフォルツァで登場します。
以上、質問への回答まで。ベルリンフィルの話題でなくて失礼しました。
情報ありがとうございました。どの辺にありました?
パルジファルの時、DOBでそれらしきを残念ながら見かけませんでした。
かなりロビーをうろうろはしていたのですが…。出てくる音に驚いてしまい、
すっかり捜すことを放棄していました。具体的にお勧め公演などありますか?
Musikfreundeさん
ベルリンフィルはともかく、オペラでもDOBの新プロはとっくの昔に発表されてますよ。webには載っていないだけで(四月下旬の予定)。ベルリンによくお出かけのようにおみうけしますが、現地で冊子を見かけませんでしたか?先月半ばにはもう出まわってたかと思います。
管理人様、今晩は。
バイロイト音楽祭1951のプログラムの画像も使わせていただきました。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/9630/BayreutherFestspiele.html
ご確認ください。
有難うございました。
管理人様、今晩は。
いつもお世話になっております。
今日アップしていただいた1973年1月のプログラム(四季と家庭交響曲)は早速使わせていただきました。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/2889/Program2.html#19730107
ご確認ください。
また、バイロイト音楽祭のプログラムも使わせていただきます。(分室の音楽祭の項の予定です。)
いつも貴重な画像、情報を有難うございます。
これからも宜しくお願い致します。
では。
1951年バイロイト音楽祭
《ニーベルングの指環》 第2ツィクルスのプログラム
http://homepage1.nifty.com/bpo/bayreuth51-ring.html
1973年1月
《四季》と《家庭交響曲》のプログラム(ブランディスのサインもあり)
http://homepage1.nifty.com/bpo/bilder/19730107.jpg
2002年イースターの《パルジファル》については,もう改めて書く気も起きないので,
前に書いた拙文を,ご参考までに読めるようにしておきました。
この掲示板に批判的な方は,あまり読まれない方がよろしいかと。
http://homepage1.nifty.com/bpo/oster/200203.html
> 小細工で煙に巻くかのような
私は《パルジファル》は,実演では10回以上見ているはずですが,劇場の中で,
カトリック教会のミサでのような香の匂いがしたのは,このときだけでした。
フィルハーモニーだけではなく、オペラも発表が遅いですね。
インバルが首席のBSOや、ケントが首席のDSOB、リンデンオパーのオケ定期は
発表になっていますが、もうそろそろ発表になるのではないかと思います。
来シーズンのベルリンフィルのプログラムは発表されているのでしょうか?
9月頃ベルリンへ行こうと思うのですが・・・・
パルジファルの話題が出ましたので、ベルリンフィルとのパルジファル演奏について、思うところを書きます。
イースターでのパルジファル、一部には評判もよかったようですが、私には来日公演のトリスタン同様、納得のいかないものでした。第1ヴァイオリンをピットの右がわに持っていったのは、直接音を客席に響かせないように繊細にするためなのでしょうが、あれはバイロイトみたいな特殊劇場でやってこそ意味がある話で、ピットにフタがあるわけでもない、ましてやザルツブルクのような横長の劇場では、ただでさえ拡散しがちな音がますます薄くなり、音の一番いいところは客席には届かない、といった始末。いい表現でいえば「繊細」な「残り香」のような演奏なのですが、そんな解釈や演奏能力外の小細工で煙に巻くかのような演奏(あれを「繊細」とほめるのであれば、あれはベルリンフィルでなくてもできますよ。なぜなら指揮者やオケの力によるものではないですから。)、怒りを通り越してあきれたことを思い出します。同じ繊細にやるにしても、ベルリンフィルなら芯のある、音のいいところは残しつつも、緊張感漂う演奏ができたものと思います。前にも言及したかと思いますが、ベルリンフィルという能力ある演奏家たちが集まった楽器を使って、なぜあれだけ変な小細工をほどこすことで無意味な演奏をしつづけられたのか、疑問です。あと、トリスタンもそうだったのですが、つんのめるようなリズム感の悪さというか、脈絡のないテンポ設定がベルリンフィル時代になってからのアバドの演奏には目立ちませんか?(たとえばパルジファルでは「聖金曜日の音楽」、トリスタンでは「愛の死」など、いずれもCDになっている歌なしの録音では目立ちませんが、実演では歌手が実に歌いにくそうでした。)スカラ、ウィーン時代にはそんなことなかったと思うのですよ。これは、あくまで推測でしかないのですが、スカラ、ウィーンのオケは指揮者がなんといおうと自分たちの流儀にこだわり、指揮者の解釈・演奏を自発的に補っていたのではないかと思うのです。反面、ベルリンは卓越した技量があり、どんな無理目の指示であってもできる、といった自負が、返って指揮者の未熟さを露呈しているかのような気がします。よく言われる笑い話ですが、細かく注文をつける指揮者に対してオケ団員が「そんなにごちゃごちゃいうなら、おまえの棒の指示とおりに演奏してやるぞ」といった、というあれを思い出しますね。そういう意味でもベルリンフィルとの愛称はよくなかった、という気がします。
Mさん,書き込み,ありがとうございます。
(10年前のY響のプログラム,確認させていただきました)
こういう興味深い情報をいただけて,あの写真をアップした甲斐があったという感じです。
こちらこそ,今後とも,よろしくお願いします。
なお,参考までに,昔の団員名簿では,以下の順になっています。
1943
Heidrich
Thiele
Quante
Walther
1956
Doms
Dusl, Karl-Heinz
Thiele
Heidrich
ハイドリヒは,戦後,ソロからバスに変わったのでしょうか。
ドムスも,後年,ソロを降りましたよね。
カール=ハインツ氏は,ドゥーゼ=ウテシュと改名したようです。
さて,この週末は,のんびりと鳴門のホテルで一泊してきました。
昼前にうずしおを見て,戻ってきたところです。
http://homepage1.nifty.com/bpo/uzushio.html
本日のうずしおの写真(^_^)
初めまして元Y響BassPos.です。いつも興味深く拝見しています。なかなか珍しいものですね。演奏写真から配置確認は難しいのですが、個人写真から判る範囲ではハイドリッヒ氏はBassPos.(昔はSoloだったと聞いたような?)ワルター氏はSolo(後にデトモルトで多くの日本人Pos.を育てた)ティーレ氏は73年のNHKホール柿落とし7回公演が最後の来日になった、最高の2nd奏者だと思います。
私が実演に接したのはその73年以降です。NHKホール柿落とし公演では2,3番奏者のシュバルツ氏も演奏していましたが、ティーレ氏が演奏している時のセクションのハモりかた、サウンドは鳥肌が立つほどの凄さでした。我が師匠ドムス教授、もう一人の名人ウテッシュ氏両人ともティーレ氏の名2ndぶりを絶賛していました。
その後78年ベルリン留学時、ドムスクラスのコンサートをハイドリッヒ氏が聴きに来られてお褒めを頂いたのが懐かしく思い出されます。
昨日ご紹介した映画からの画像,打楽器,トランペット,トロンボーンの奏者を調べてみました(^_^)。
ティンパニは,消去法でローゼと判断。《レ・プレ》のスネアを叩いているウルリヒは,
1944年3月に33歳で死去。爆撃だったんでしょうか。
シェルバウム,シュペリは,ヴェーゼニク,アイヒラーの前の世代のソロ・トランペット。
トロンボーンは,どういう順に座っているのか,ちょっと判断が難しいです。
http://homepage1.nifty.com/bpo/film1944.html
この映画,ドリームライフあたりで発掘して,出してくれませんかね。
Berlinerさんのご意見には,深く共感すると同時に,啓発される部分も多々あり,
いつもありがたく思っています。
Berlinerさんも,あの無味乾燥な《パルジファル》を聞かれたのですね。
ベルリン・フィルのワーグナー,2007年からの《指環》には,一応,期待したいと思います。
2007年というと,ベルリン・フィルの創立125周年の年ですよね。
《指環》の開始を当初発表より1年遅らせ,この年からにしたのは,この点を配慮したのでしょうか。
ちなみに,創立100周年は,1982年だったわけですが,この年には,記念演奏会をはじめ,
いろいろな企画がなされたことは,ご記憶の方もおられるでしょう。
"100 Jahre Berliner Philharmonisches Orchester" というタイトルの全3巻の本も出版され,
ベルリン・フィルの歴史を知る貴重な資料になっています。
http://homepage1.nifty.com/bpo/bib/100bpo.jpg
(これは,この本の表紙の画像)
この本によると,戦前,1943年から1944年にかけて,"Die Philharmoniker"という映画が作られ,
1944年12月に公開されたと書かれています(フィルハーモニーが爆撃されたのは,1944年1月末)。
その映画の写真も掲載されています。
http://homepage1.nifty.com/bpo/bpo1944.jpg
この映画,もう見ることができないのかと,あきらめていたのですが,
その一部を,最近になって,やっと見ることができたました。
創立100周年の時期にテレビで放映された
"100 Jahre Berliner Philharmonisches Orchester"
という番組の中に,その映画の一部が収録されていたのです。
(この放送録画がDVDで売られているとの情報は,The Archives of Herbert von Karajan
という素晴らしいサイトで教えていただいた。多謝!)
http://www.karajan.info/
上記の写真の演奏は,ベームの指揮による,リストの《レ・プレリュード》のようです。
あと,ヨッフムによるブルックナー交響曲第6番のプローべも秀演。
なお,この『ベルリン・フィル100年』というテレビ番組,第1部と第2部に分かれ,
第2部は「カラヤン時代」という題で,結構,貴重な映像も見られます。
詳細は,上記のKさんのサイトでご確認ください。
続き
>音楽監督には一切の責任があるが、私たちはアバドのお陰で12年間も素晴らしい音楽を楽しませてもらった。それに対し、まず感謝の意を表すことが大切だと思う。
この点は私は、通りすがりの野次馬さんのご意見にすごく共感を覚えます。小市民ケーンさんの言い方に習うならば、「12年間もこんな素晴らしいオケを率いることができる立場にありながら、なんであなたはそんな無意味な音楽、学者の義務的な論文発表のような演奏しかできなかったのか?あなたは音楽および演奏家に共感はないのか?」と。特に宗教曲(マタイ、パルジファルなど)についてその傾向が強く、「共感持てないなら、むしろやらないでほしい」と思ったくらいです。12年間強力なオケの監督を務めて「ご苦労様」とは思いますが、それが結果もいい、ということにはなりません。単なるアバドファン以外は「12年間も勤めたから」などという発想は出ませんよ。結果としての演奏がすべてでしょう。
>敢えて言うならば、アバドはクラシック音楽の敷居を低くしようとしたが、逆にクラシックをより高尚にしてしまったということ。
この点はいみじくもシモーネさんが的確に言い当てていると思います。それは「音楽鑑賞を高尚にした」のではなく、周辺的知識で武装することにより純粋な音楽ファンが入り込みづらい「雰囲気を作り上げてしまった」、というのがむしろ正しいと思います。
聞き手の感性によるものであることはもちろんなのですが、オケについて論じるなら名前だけにとらわれることなく演奏のよしあしで論じるべきではないでしょうか。こう決め付けるのはよくないかもしれませんが、日本のいわゆる「アバドファン」の方には、極論すれば「演奏」を聞いておられない方、またはアバド以外の演奏をきちんと聴いておられない方が多いような気がします。
もちろん、私はアバド自身の音楽性を否定するものではなく、彼の業績についても一定の評価をするものですが、ことベルリンフィルとの間においては、相対的にマイナス面のほうが大きかった、といわざるをえないと思っています。
かなり一方的な言い方をしましたが、更なるご意見を期待しております。
小市民ケーンさん
ご意見拝見しました、真摯なご説明感謝します。取り急ぎ当方の質問に関する部分についてレスします。
>楽団員の交代が著しく、若手を引っ張るベテランが少ないのではないか?経験不足から、表現や代々守ってきた響きへの影響があるのではないか?
これはどうでしょう?ラトル時代になって、何人がやめましたか?むしろアバド時代に大半が定年を迎えることなくやめていった、というのが多いような印象があります。
>私もパユの演奏に心を打たれている。パユは私がこれからも見ていたいフルート奏者第一番手だ。特に、パユのフランス音楽は他者の追随を許さぬ見事な演奏である。だが、大晦日のラトル指揮の演奏ではあまり魅力的には聴こえなかった。
うーん、やっぱりこれは「好き嫌い」の部類の判断だと思いますが。TV放映の分は見てませんが、ゲネプロ、30日晩の演奏については少なくとも「これ以上はない」というくらい抜群なものでした。大晦日だけ格段に落ちる、ということは考えられません。
>アバドが昨年立ち上げた祝祭管弦楽団は、メンバーにBPOの団員が多数いることで、ベルリンフィルに近い響きが感じられるオーケストラだと思う。
この質問をした意図に見事に反応していただけました。つまりは貴殿は典型的な「アバドファン」以外の何者でもない、ということがよくわかりました。オケ独自の音、伝統云々ということはある種申し訳でしょう。アバドが振るのであれば何でもいい、というようにしかとれません。メンバーにBPO団員が多いということを理由にされているところも典型的アバドファンのように見受けられます。つまり「音」や「音楽」でなく「名前」や「ブランド」に左右されている部分が多分に多い、というところです。なぜか日本のアバドファン、特にCD中心に聞かれる方に多く見受けられますね。不思議なくらいですが。
あのルツェルンのオケ、「1週間も練習した」とわざわざ強調して言わなければならないくらい(即席寄せ集めオケでたった1週間? しかも必ずしもオケ団員ではなかったメンバー多数にもかかわらず?)、ソリスト級の演奏家が勝手に引きまくっていて、独自の音もへったくれもありません。技術としてはそれなりに立派ですが、オケの音としてはまったく練れてなくて、単なるヴィルトーゾの「音の饗宴」以外の何者でもないでしょう。今年練れた音にトレーニングできなければ、アバドも来年で契約満了でクビでしょう。カジモトが日本ツアーのためになんとか延命策を図るかもしれませんが(笑)。
>演奏も良かった。しかし、問題点は一年に一度だけあのメンバーを揃えて毎年コンサートを開き、音作りや演奏の向上に取り組むのは簡単ではないということだ。
当然です。(放送された「復活」は悪くはありませんでしたが、実演の「ヴォータンの告別」はどっちらけもので、あれほど親子の情愛を細やかに描いた音楽をあれだけ無味乾燥に、かつ無神経にパッパラパッパラ鳴らし、情感もへったくれもなく無意味なテンポ変動で片付けたあの演奏には「殺意」さえいだかせるに十分なものでした。その後の「聖セバスチャン」、「海」も同様で、正直演奏会で「石を投げようか」と初めて思わせたくらいのものです。もちろんそこまではしたないことはいたしませんが。)その「簡単ではない」ことが「ベルリンフィルに近い響き」とおっしゃられることに、ベルリンフィルの独自の音とか伝統云々を言う以前の問題が強く感じられます。
(続く)
アバドが音楽の敷居を低くしようとして逆に高くした、というのは、ベルリンではその音楽以外によるブレーンの企画によるところが大でしょう。音楽自体はミーハーな流行を追った受け狙いでしかないくせに、演奏とは直接関係ない周辺知識をひけらかすことで高尚ぶっていた当時の偽善的雰囲気がたまらなく鼻につきます。最初からそういう実態であることを表明しているならともかく、アバドも特にそのファンもその偽善ぶりが目にあまります。アバドおよびベルリンフィル時代のファンも含めて徹底的に自己批判して欲しいものです。アバドをダメにしたのはベルリンフィル時代のマンセー野郎のせいだというのがまだわからないのでしょうか?昔からのアバドファンであればあるほどそう思います。
小市民ケーンさんもMusikfreundeさんも、
おっしゃられていることは違うようですが、
音楽の聴き方の本質の部分では、似たもの同士なのですね(笑)
指揮者が「カリスマ」だって時代、もうとっくに終わってますよ。
一つのポスト? カラヤン、60年代にいくつポストを掛け持ちしていたかご存じ?
BPO芸術監督、ヴィーン国立歌劇場芸術監督、ミラノ・スカラ座ドイツ部門芸術監督。
それで当時の実演の記録を聴くと、録音とは大違いに煽ったり、テンポを揺らしたり、
安全運転もしてみたりする。思った以上にエキセントリックなこともやる。
確かに指揮者のギャラは相当高額。しかし高額になるだけの「演奏」を、敢えて誤解を
おそれずいうなら、聴衆に「夢」を、「希望」を与えてくれるのだから、稼いで当然では?
仕事の量とその準備に費やされる時間に対するpayは、むしろ歌手に比べれば指揮者って
安いのかもしれません。それに指揮者の勉強量、どのくらいすさまじいものか
ご存じなんですか?>救世主さん
また、元BPOのメンバー、現BPhアカデミー(旧カラヤンアカデミー)で指導を
なさっているのをご存じですか? それでもBPhアカデミーで育った若きプレイヤーが
BPhの団員になれるか、というとそんなに簡単な話じゃありません。
もっと事情をきちんと調べてはいかがですか?
ハンドル名換えまくって、ずいぶん言いたい放題おっしゃっているようですが、
(議論しようにも自分の意見のいいっぱなしで、議論にすらなっていない)
そんなにいうんなら、自分でオケ買って振ってみたらいかがでしょう?
(と本当に毒づきたくなりますよ。いつも論法は一緒。最後にはラトル批判。アバド万歳)
要はオケとコミュニケーションが取れて、どれだけいい演奏をしよう、という
「心がけ」と「志」をもつか、それが指揮者に必要なことだと思います。
結局は指揮だって「伝承芸」なのですから。
余談を。最近、日本でほとんどその名を知られていない指揮者の、オペラ実演を
4度聴き、シュタインの後継者がついに現れてくれた、と非常にうれしくなりました。
誰だと思いますか? もちろんBPhも指揮したことがあります。
現在世界のオーケストラの指揮者には、個性がない。昔は一つのオーケストラに一人の指揮者が何十年と君臨し、例えばオーマンディ ストコフスキー カラヤン ムラビンスキーといったその楽団の顔となるカリスマ指揮者がいて、独特の個性を持った指揮者が存在し、オーケストラの響きに独自のものをおっていた。しかし 今現在どのオーケストラを聴いてもそのオーケストラの個性を聴くことは出来なくなり、オーケストラ全体の大きな問題である。ただウィーンフィルの場合、伝統を重んじており、メンバーは変わってもある程度昔の響きは残っている。昔のベルリンフィルの音を再現することは不可能であるが、ある程度までは、可能であると思う。どうすればよいのか?
元ベルリンフィルのメンバーの指導のもとカラヤン時代の演奏方法を若手の演奏家に教え、これからの育成に力を入れるべきではないか? 常任指揮者は他のオーケストラのポストを持たずにベルリンフィル一つに専念すべきではないだろうか? 一つのオーケストラに専念することによってベルリンフィル独自の響きを持てると思う。客演は最小限にすべきである。一石二鳥とか一挙両得などの漢字があるが、一つの的に絞るべきではないだろうか? ギャラを稼ぐことに走ってはだめである。
私の意見を多くの方々が読んでくださり、意見を寄せてくださったことに深く御礼申し上げます。ありがとうございます。私がこのところずっと、BPOに対し思っていたことは前述の通りです。そして、私は一度この意見を戦わせてみたかったし、BPOを見つめ直し、私自身が思っていることも見つめ直したく思いました。これは皆様にも言えることですが、音楽の趣味というのはこだわり始めると限がなく、独りよがりになりがちです。ですから、時折他の方との意見交換をしたり雑誌の記事を読んだりして、お互いに理解を深め合うことも大切なのだと私は思っています。結局のところ、残念ながら私にはサイモン・ラトル氏の音楽は趣味に合いません。最も苦手とする指揮者の一人にラトルがいます。私は氏の鋭敏な感性、柔軟な思考、斬新なアイディア、そしてあの攻撃的な指揮振りと演奏にはついていけず、四苦八苦します。私は、音楽をあれほど徹底的にやりすぎる必要はだろうし、今のクラシック音楽は新しいことをそこまで求める状況にまで陥っていないだろうと思っています。しかし、そのような私もラトル氏の「人柄」にはとても素晴らしく魅力的なものを感じています。練習中に楽団員をリードし、一人一人に気を配る様、一般のファンとも写真やサインに応じる寛大さ、そのような姿からは生まれも育ちも音楽一家ではなかったラトル氏の親しみやすさが伝わってきます。一方、聴衆の方ですが、聴き手というのは千差万別であり皆感性が違えば聞え方も全く異なります。よって、ラトルが好きな人もいれば嫌いな人もいるわけです。これは聴き手の自由であると思います。趣味が合わないのだからこれは仕様がありません。ここで私は気がついたのが、「それではアバドが嫌いだった方は、12年間も我慢し続けてファンをやっていたのか」という疑問です。12年も長い間我慢していたことは苦痛であったと思います。ともかく、私のような意見を持っている聴衆もいるのだ、と知っていただけるだけでもそれはそれで面白いでしょう。音楽家が音楽の解釈を時と共に変えていくように、私を含め聴き手の意見も変わっていくと思っています。では、質疑応答に移りましょう。
<現在のBPOの心配される点>
楽団員の交代が著しく、若手を引っ張るベテランが少ないのではないか?
経験不足から、表現や代々守ってきた響きへの影響があるのではないか?
<マーラーの第5交響曲の演奏について>
ラトルの演奏は悪くない。解釈も第3楽章の前後に間を置くことなどにおいて、初演当時メンゲルベルクの手法を取ったことはもっともであり、曲の構造を分かりやすくするという点で成功であった。しかし、私が好きな演奏はアバド、バーンスタイン、バレンボイムのものだ。
<パユのフルートについて>
私もパユの演奏に心を打たれている。パユは私がこれからも見ていたいフルート奏者第一番手だ。特に、パユのフランス音楽は他者の追随を許さぬ見事な演奏である。だが、大晦日のラトル指揮の演奏ではあまり魅力的には聴こえなかった。
<BPOとルツェルン祝祭管弦楽団>
アバドが昨年立ち上げた祝祭管弦楽団は、メンバーにBPOの団員が多数いることで、ベルリンフィルに近い響きが感じられるオーケストラだと思う。演奏も良かった。しかし、問題点は一年に一度だけあのメンバーを揃えて毎年コンサートを開き、音作りや演奏の向上に取り組むのは簡単ではないということだ。私は「功罪」という言葉は使いたくない。音楽監督には一切の責任があるが、私たちはアバドのお陰で12年間も素晴らしい音楽を楽しませてもらった。それに対し、まず感謝の意を表すことが大切だと思う。敢えて言うならば、アバドはクラシック音楽の敷居を低くしようとしたが、逆にクラシックをより高尚にしてしまったということ。
<CD収録された音楽は資料である>
音楽を愛する者は誰だって、実際にコンサートに参加した時に心の底から感動して、あの大歓声と共に至福のひと時を過ごし、本当の音楽とはその場で生まれては消えていく生演奏だというのは私も痛感するところである。しかし、コンサートへ出かけるのは素晴らしいが、日本では入場料が高価であるので、頻繁に行くことは困難だ。そこで資料として、疑似体験として役立つのが録音である。しかし、音の化石、録音に全てを見てはいけないのは当然だ。ただし、ベルリンフィルのように実演に接することが困難である時、CD収録された演奏は貴重な資料となり得ると思う。コンサートにばかり行って贅沢をしすぎてもいけないが、何もかも録音に頼ってもいけない。ほどほどにするのがいいだろう。尚、私はあからさまに「ダメ」と発言することはしていないが、音楽監督が変わった後オーケストラの音も変わったとは思わないだろうか?それをどう感じるかは、聴き手の感性によるもので様々だ。
この掲示板を見てるとものすごく勉強になります。
皆さんのおっしゃる事、ごもっともです。
やはりライブですよね!CDなんかただのデータに過ぎない。
ああ、ドイツに生まれたかった・・・
楽しく掲示板拝見してます。
一つ思うのですが。みなさん過去と比べすぎです。
我々は21世紀の今を生きてるんです。
そして今のベルリンフィルはラトルを選び、新しい道を歩もうと
してるわけです。過去と違って当たり前です。
質が落ちたとか色々言われますが、それは過去の栄光にとらわれ
てるだけではないでしょうか?
もうカラヤンもベームもフルベンも今はいないのですよ。
演奏スタイル、表現は時代と共に変わるものなのでは?
21世紀のベルリンフィルを温かく見守ってはどうでしょう。
ちょっと議論はずれますが・・・
独自の響きとか、伝統とか、オケのファンの方々は往々にしてそういう点を云々しがちなのですけど、みなさん大事なことを忘れておられるのではないでしょうか?何よりも音楽を聴いて感動、感激できるか、だと思うのですよ。ベルリンフィルはその卓越した演奏技術や音だけでなく、それを踏まえた指揮者の解釈とオケ団員の共感および音楽性とがあいまって感動的な音楽を多々つむぎだしてきており、だからこそ私は数あるオケの中でもベルリンフィルが好きなのです。これは実演だろうがCDだろうが、最近の録音だろうが、戦前のものだろうが同じです。
これまで数々の録音、実演には接してきました。CD化されているのはほぼ聴いていると思いますし、実演はカラヤンは数少ないですが、アバド、ラトルその他90年代以降に登場した方々はそれなりに聞いてきました。所詮は好き嫌いだ、ということにされるかもしれませんが結論からいうと、ラトル時代になってCD、実演ともに「感動を与えてくれる演奏に接する」機会が前任者に比べて格段に増えています。前任者の時代は、たしかにお上手でした。さすが、と感心したことも多々あります。だけど、「ああ、また音楽を聴こう」、と思わせる「生きる力を与えてくれる」音楽は、正直前任者の演奏ではCD、実演も含めてほぼ皆無に近いのですね。記録には残る演奏かもしれないが、記憶には残らない、そんな演奏ばかりだったような気がします。もちろん曲目によって向き・不向きはあるはずで、すべてがそううまくいくわけではないにしても(だからラトルのブルックナーが?というMusikfreundeさんのご意見もうなづけます)、ほとんど記憶に残らないのではちょっとね。私にとっては、それがどんなにうまかろうと、独自の響きを出していようと、そんな演奏しかできないオケは「ベルリンフィルではない!」のです。
などとかっこつけて(^_^;)ドイツ語でタイトルを書いてみました。
(でよろしいでしょうか?>管理人殿)
はっきり申し上げます。
CDは所詮CD。缶詰にしか過ぎません。その場その場の「空間」で
どういう音が鳴り響き、どんな音楽が奏でられているのかを、実演の場で
感じない限り、うかつな判断をしてはいけないのだ、と思いました。
たとえばダフニス。私、2月19日の特別演奏会(合唱付き)と、子どもたちの
踊りが入った2月23日の2回、全曲を聴いていますが、非常にお見事な演奏。
精緻で、清らかで、挙げ句の果てに「エロ」まで表現してしまうすごさ。
ラトル&BPhの組み合わせを実演で都合7回聴いていますが、
「カラヤン時代の輝きが戻りつつある」と、私はずっと思い続けています。
それでもアンサンブルが落ちた、という現地の人もいるのも事実。ただ、BPhが
Stiftung化されて財政維持等々のために演奏会が非常に増え、そのための準備が大変だ、
ということも紛れもない事実。
(このことは別の機会にどこかできちんと書こうと思っています。)
まだラトルが監督になって2シーズン。カラヤンは監督34年。アバドは10年。
そんなに性急に「ダメ」とか「伝統が崩れる」とかうかつな判断って、CDだけで
できるもんなんですかねぇ? それでなくともBPhの録音が減っているのに…。
ただ、実演の中でラトルのブル4は、私は「?」でした。
綺麗だし、楽しそうに演奏しているんだけど、何かが物足りない。その「何か」を
持っているのは、実はインバルじゃないか? と同じ日に同じ曲(ただ版は違う)を
別の会場、別のオケで聴いて実感しました。BPhの実力が落ちているかどうか、
6月にヤンソンスを聴く予定にしているので(チケットが取れれば、の話)、
その時にもう一度振り返ってみます。1月のマッケラスは、78歳の老巨匠とは
思えないほどの推進力を持ったいい演奏でした。
機会云々をいわれてしまったら元も子もないのですが、少なくともこれだけは
断言します。現地だろうが、演奏旅行だろうが、実演を聴かないことには、
わかりませんって。好き嫌いだったらいうのは簡単。それだけでも音楽って
楽しく聴けますものね。ただ、比較なり批評なりをする際に、CDだけでやる、
っていうのは非常に「危険」だと、私自身は思うわけです。
だって、CDって一期一会の演奏ではないでしょ? 特にスタジオ録音。
「ライヴ録音」でさえも「化粧」を施してあることが往々にしてあるんだから。
なんだか議論が「マーラー5番」の演奏の「好き嫌い」に焦点が当たっているような気がしますが、それがイイタイことなのでしょうか。焦点は「独自の音を失い、演奏精度が劣化しているのではないか」ということなのだろうと思いますが、小市民ケーンさんの意見を読んでいくと、言葉は悪いですが結局「アバドが好きでラトルは嫌い」、という好き嫌いの問題にすりかわって(あるいは単なる好き嫌いを「独自の音の喪失・精度の劣化」という議論にすりかえて)いるような気がします。その意味で、かみなり太郎さんがご質問されている内容もうなづけますし、音と演奏精度という点では、私はシモーネさんのご意見に比較的近いですね。
小市民ケーンさんに質問なのですが、
1)アバド時代、現在のベルリンフィルとも比較して、例えばルツェルン祝祭管の「音と演奏精度」についてどう思われるか、ご意見お聞かせください。
2)以前私は「アバドの功罪」について議論を提起したことがありますが、その中で提起した演奏面の功罪について、貴殿のコメントをいただきたく存じます。
ケーンさんのおっしゃることは的を獲てますね。
私も基本的にラトルに関してはあまり良い批評は出来ません。ラトルBPOのマーラー5番は正直好きになれない演奏でした・・・
ただ、ラトルには可能性というものを感じます。こういう可能性を持った指揮者というのはそんじょそこらにいるものではないです。
「可能性」という漠然とした言葉ですが、説明すると長くなるので省略しますが・・・
とにかく今現在決断を下すのは時期尚早です。
もう数年待ったほうが良いと思います。私は確信しています、今のメンバーが主体となるBPOが、BPOの歴史上最高の最強軍団になることを。
だから私は今黙って見守っているのです。
いや、面白い、というか驚くべき意見を拝見しました。小市民ケーンさんがラトルに宛てたかと思われる批判的見解は、そっくりそのまま、それどころかおまけをつけてアバドに当てた方がむしろしっくりきますよね(笑)。ダフニスとクロエについては、好き嫌いならともかく、パユのフルートの力が劣る、と感じるのだとしたら、失礼ながら再生装置を見直された方がよいかと思いますよ。パユ自身もどこかで今回のジルベスターが自身でも会心の出来のようなことを言っていたように思います。逆に「牧神」などで、いかに無味乾燥なそっけないかつ強引な伴奏で、生気もけだるさも失わせ、独奏フルートを含む音全体をダメにしてしまっているか。私はパユの演奏を愛するものですが、正直あの録音だけは、ラトルもしくは他の指揮者で再録音してもらいたいくらいです。生気も味も亡くした砂を噛むような演奏を「ベルリンフィルの音」と称するなら、世界のあちこちにベルリンフィルもどきができてそうですね。
小市民ケーンさんのコメント興味深く拝見しました。
BPOの問題点はラトルの棒だとお考えですか?それとも団員が若いことですか?
あと、ラトルのマラ5は「空前」ではないにせよ悪くないということですか?
私はラトルのマラ5は聴いたことはありませんが、アバドの方はあまり好きでは
ありませんでした。何かおすすめがあれば教えてください。
サイモン・ラトルのベルリン・フィルはそんなに凄いのか?私はそうは思わない。以前私は、ラトルの活動はまだまだこれからだ、と述べた。これはつまるところ、今のラトルとベルリン・フィルには大して期待できないということになる。楽団員も随分若い奏者たちが顔を連ねている。確かにヴィルトゥオーゾの揃ったアンサンブルは一見技巧的に巧いし、申し分ないように聞えるだろう。しかし、はっきり言って経験不足が浮き彫りになった演奏だということにお気づきの方はいないだろうか。経験が足りないから曲を十分さらえても、深みのある音が出ないのだ。例えば、2003年12月31日のジルヴェスター・コンサートにおける「ダフニスとクロエ」はどうだろう。1994年5月に収録されたブーレーズ指揮ベルリン・フィルによる同曲の全曲録音(UCCG-3444)と比べてみたい。どちらもフルートはエマニュエル・パユが演奏したが、ラトルの方ではパユのフルートがまったく力がなく、なんとも魅力の薄い演奏となっている。それから、2002年12月31日のジルベスター・コンサートにおける「キャンディード」序曲も同じような失敗を犯している。せかせかと先を急ぐラトルの棒からは、空回りし続けるオーケストラの音が出たままだった。なにも大晦日ばかりが悪いのではない。就任記念となった2002年9月のマーラーの第5交響曲だって録音が出回ったが、アバドが1993年5月に取り上げた演奏に比べたら必ずしも空前の演奏だとは言いがたい。ベルリン・フィルに客演する指揮者は、どれも一流の音楽家ばかりだが、もしあまり知られていない二流の指揮者が振れば、今のベルリン・フィルはたちまち二流オーケストラに落ちるであろう。最近のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、下手をすればチョン・ミュンフンが監督したパリ・バスティーユ管弦楽団の演奏精度をずっと下回っていると私は思っている。パリ・バスティーユ管弦楽団の奇跡的な演奏を知らない者は、高を括ってかかるであろうが、これはまんざら嘘ではないと思う。一つ紹介すればチョンの「シェエラザード」は(UCCG-3572)必聴に値するほどの名演奏である。私はなにもEMIの録音が悪く、グラモフォンばかりが良いのだとは言っていない。例を挙げれば、アバドのヴェルディ「レクイエム」では1991年にウィーン・フィルと残したもの(グラモフォン)よりも2001年にベルリンで残したもの(EMI)の方が音質も演奏もずっと良いと思っている。また、時代と共に響きが変わったベルリン・フィルの音だが、今となってはどこがドイツの伝統あるオーケストラの響きか全く分からなくなってしまったのは事実だ。かくして、サイモン・ラトルにより伝統は見事に崩れたのだ。カラヤンの時代はカラヤンの音があり、アバドの時代にはアバドのそれがあった。このようにラトルにも特有の音があるが、それで昔の音が戻るなどということはあり得ないのだ。確かにラトルの音楽は新鮮な驚きをもたらすが、常に斬新さを突き詰めれば、音楽が行き詰まることになる。私たちは、このオーケストラのファンなのであれば、なおさら厳しく見つめ直してあげる必要があるのではないだろうか。甘く見ていれば、近いうちベルリン・フィルの音は他のオーケストラに抜かれることになるであろう。油断は禁物だ。
本日の産経新聞に,日本財団の曽野綾子さんが,イースター音楽祭の後援について書かれてます。
前からスポンサーになっていたが,某ゼネコンもスポンサーとなって,その企業が,
「日本からのスポンサーはうちだけにしたいから,日本財団に降りて欲しい」といったとか。
ということで降りたのだが,その某ゼネコンが,結局,手を引いてしまい,
また日本財団がスポンサーとして名を連ねることになったのだとか。
その某ゼネコン,新聞には名前が載ってませんが,清○のようですね(^_^)。
プログラムの広告で,ちょっと確認してみました。
1996 日本財団
1997 日本財団 SHMZ
1998 SHMZ
1999 SHMZ
2000 日本財団
2001 日本財団
2002 日本財団
Concolorさん,いつもご苦労様です。
また悪い癖が出て,今日もまた少し注文してしまいました(^_^;)。届いたら,またアップしますね。
ところで,いろいろ調べていたら,カラヤンの16歳の時の手紙が何通か売りに出ているようです。
1924年夏,イギリスのボーンマスでの語学研修中にザルツブルクの両親に出したもの。
値段が,1400ユーロ,1500ユーロ,1600ユーロなので,購入は断念しました。
管理人様、今晩は。
いつもお世話になっております。
この度アップしていただいた73年のプログラムと
、56年と62年のプログラムの画像を拙サイトで使わせていただきました。
「資料室」の《カラヤン公演プログラム冊子2》のコンテンツです。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/2889/Program2.html
ご確認ください。
有難うございました。
では。
カラヤンのサイン入りプログラムが売りに出ていると,つい衝動的に買ってしまうのですが(^_^;),
今回は,1973年5月のコンサート(シベリウス5番と《ツァラトゥストラ》)のものを,
送料込み40ユーロでゲットしました。
http://homepage1.nifty.com/bpo/bilder/19730526.jpg
しかし,あんまりきれいなので,本物なのだろうかという気がしなくもありません(^_^)。
ついでに,これまで入手したものを,まとめて整理してみました。
http://homepage1.nifty.com/bpo/karajan-programm.html
私も先日,仙台でデジカメ等に写してはきたのですが,松山のMさんより,
大変にきれいな画像をお送りいただきました。ありがとうございます(_ _)。
私一人だけで見るのはもったいないので,早速,アップさせていただきます。
http://homepage1.nifty.com/bpo/BPO_S.jpg
サイズが大きいですが,詳細に検討されたい方は,下記でご覧ください。
http://homepage1.nifty.com/bpo/BPO_L.jpg
やはり,ローデンホイザーは左端でエス・クラを担当していますね。
この人は,1974年に24歳で入団して,どうして1980年には退団したのでしょう。
クラのトップのエキストラ,誰なのかわかる人,おられますか?
11月に来日するベルリンフィル東京公演プログラムは次のとおりです
11月14日サントリーホール リンドベルイ 「オーラ」 ドビッシー 交響詩「海」
ラベル 「ダフニスとクロエ」第2組曲
11月16日東京文化会館 ドボルザーク 交響詩「野鳩」 マーラー 交響曲第5番
11月20日サントリーホール ハイドン 交響曲第88番
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」
ブラームス 交響曲第2番
73年カラヤン ベルリンフィル来日公演の映像は10月26日と27日の公演がNHKによって収録され、記憶に間違いがなければ10月28日(日)にバッハのブランデンブルク協奏曲第1番 ブルックナー 交響曲第7番が放映され、バッハのブランデンブルク協奏曲第1番にはカラヤンと小林道夫氏がチェンバロを担当しており、ブルックナーの交響曲第7番のリハーサルとインタービューがありました。74年の放送では、ワーグナー2曲だけであったような気がします。カラヤンの来日公演の映像は、1回限りの放映しか認められないことが多く、ワーグナー2曲のリハーサルの一部とカラヤンがNHKホールの1回席に座ってインタビューか解説している場面があり、日時ははっきりしませんが、ドボルザークの交響曲第8番のリハーサルも確か放映されたと記憶しています。当時の資料があればよいのですが・・・・・・
カラヤンが1989年に亡くなり 確か7月の終わりごろカラヤンの追悼番組がNHK教育TVで放映されましたが、73年来日した時のドボルザーク ワーグナーのリハーサルの一部が放送されていたのを思い出しました。その他にベルリンフィル及びウィーンフィルの来日公演の一部も放送されていました。
>オペラファン様
コメントありがとうございます。
74年1月1日の再放送は見間違えていなければ朝10時〜12時の放送時間枠でした。
ワーグナーの2曲が放送されていたとのことですが、その場合10月26日分の演奏時間を
私の音源で合計すると2時間を越えてしまうようです。
ブランデンブルク協奏曲:23分
ブルックナー7番 :67分
トリスタン :20分
タンホイザー序曲 :15分 4曲合計125分
というわけで1月1日の再放送の際、10月26日分の2曲の内どこかの楽章が省略のうえ
放送された、というようなことはなかったでしょうか?(昔NHKは放送時間枠内に収める
ため、ある楽章をカットして放送することが時々あったようです)
縮刷版の再確認も必要ですね。
今日4月5日はカラヤンの誕生日 生存していれば96歳です。73年来日時に放送された記憶によると東京公演全7公演はFM放送で生中継されました。当時東京管内はステレオ放送でありましたが、私が住んでいる地域は残念ながらモノラル放送で、後日ステレオ放送で再放送があるのではないかと期待していましたが、残念ながら再放送はありませんでした。また TV放送は31年前のことなのではっきりしたことは言えませんが、10月26日のバッハ ブランデンブルク協奏曲第1番とブルックナー 交響曲第7番は10月28日(日)の午後10時半ぐらいから放送され終わったのが午前0時を過ぎていました。この放送でカラヤンとベルリンフィルによるブルックナーの交響曲第7番のリハーサルの一部が放送されていました。10月27日の公演 ドボルザークの交響曲第8番 ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」と歌劇「タンホイザー」序曲のうちドボルザークはこの年の年末の音楽ハイライトで放映されました。他にイージー・ラインベルガーのオルガンによるバッハのトッカータとフーガ ニ短調 サバリッシュ N響の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲が放映された記憶はあります。74年新年早々にワーグナー2曲が放映されましたが、ブルックナーの交響曲第7番が放送されたかどうかは思い出すことができません。当時はホームビデオがなく大変残念に思います。貴重な映像 再放送して欲しいものです。77年来日時(朝日放送)のベートーベン 交響曲第6番 第5番 ベートーベン ピアノ協奏曲第4番 ブラームス 交響曲第1番 81年来日時(TBS)のベートーベン バイオリン協奏曲 交響曲第1番 第3番 第5番 ブラームス 交響曲第3番 第1番これも是非再放送して戴きたい。
73年来日公演のTV放送の話題が出た際、「この時のTVの再放送はあった」という話を
される方がいたので、縮刷版で確認してみたところ確かにありました。以前契約の関係で
再放送はなくテープはカラヤンが持っていってしまったというような話を今迄聞いていたので
ちょっと驚いています。
10月26日のブランデンブルク協奏曲第1番とブルックナーの7番は74年1月1日の
朝10〜12時放送なのですが、10月27日分は73年12月29日の22時20分〜
23時50分の「73年音楽ハイライト」でドヴォルザークの8番だけ放送された模様です。
(他にトッカータとフーガ、ディベルティメント変ロ長調が新聞TV欄に記載)
この日は放送時間から考えるとワーグナーの2曲はほぼ確実に放送されておらず、ドヴォルザ
ークもこれからでは全曲放送されたかどうかは不明です。この「73年音楽ハイライト」の時の
放送内容と10月27日分のTV完全再放送の有無について何かご記憶があれば、コメントを
お願いいたします。
再放送があったとしても、年末電気屋に走ってビデオデッキを簡単に購入できない時代だった
のが何とも残念です。
数年前までは、NHKBS等でベルリンフィルの映像が放映されてきましたが、ここ数年ベルリンフィルの放送と言えば、5月1日のヨーロッパコンサート 6月末日のヴァルトビューネコンサート 年末のジルベスターコンサートしか放映されなかったような気がします。今年11月の来日公演は放映予定はあるのでしょうか? 前回の来日公演はアバド氏とヤンソンス氏が来日しましたが、NHKで放映されたのはヤンソンス氏 アバド氏の映像が放映されなかったのはなぜだろうか? トリスタンとイゾルデを是非収録して放映してくれるだろうという期待を持っていましたが、結果は・・・・・・・・ もし放映されるとすればフジTVになるのだろうか? 収録するとすれば サントリーホールかミューザー川崎になるのだろうか? 11月ベルリンフィルとウィーンフィル東京公演は 同じ日に2つのオーケストラが演奏するが、どちらを選びますか?
今年の東京はすごい。9月にムーティ スカラフィル 10月小沢 ウィーン国立歌劇場 マゼール ニューヨークフィル メーター スーパー・ワールドオーケストラ 11月 ヤンソンス コンセルトヘボウ ゲルギエフ ウィーンフィル ラトル ベルリンフィル 皆様はどれを選びますか?
ベルリン・フィルが《神々の黄昏》をザルツブルクで上演するのは,
私の以前の調査によると,2010年3月27日と 4月5日(カラヤンの誕生日)
これを聞きに行くために,あと6年間,頑張って生きていくことにしよう(^_^;)。
さて,今年の新国の《神々の黄昏》,3月29日に見てきました。
この《指環》のチクルス,私はやっと初めて見ることができたのですが,
最近は,このオペラをドイツオペラの巨大な金字塔と考えるのではなく,
単なるエンターテインメントと考える時代になってきたのでしょうか。
その意味では,演出もいろいろアイデアがあって,それなりに楽しめましたね。
こういう演出だったら,終幕のフィナーレで,ジークフリートを火葬にする焼却炉に
男性合唱のメンバーが順に槍を折って入れていったり,その中にジークフリートの
横たわった寝台を入れたり,ブリュンヒルデもその中に入って,秒読みのあと,
銅鑼の一撃のところで,ドカーンと爆発?するところなど,客席から
大きな爆笑が漏れてもいいのにね,と思いましたけど。
(ちなみに,私は笑わずにはいられませんでした ^_^)
まあ,西澤なんかの無策無能演出よりは,刺激があって,全然いいです。
第2幕で,ブリュンヒルデの小屋をそのまま引っ張ってくるのも,面白かったし。
さて,ピットのオケの演奏ですが,コントラバス8本も使った厚みのある弦のサウンドは,
ドイツでもめったに聞けない,なかなか充実した響きだったように思います。
(ウィーンやミュンヘンでも,普通は最大でも7本だと思う)
指揮者ももっと高望みする人もいるとは思うけど,あれより全然ひどい指揮者
(例えば,音楽学者のギュルケとか)で聞いた経験などを考えると,十分に及第点でしょう。
ただ,問題は,ピットの中のオケが,日本を代表するN響であるということ。
世界のトップクラスの演奏を期待すると,どうしても不満が残るのが残念なところ。
はっきりいって,冒頭と最後の木管楽器の和音が,どうしてあんなに濁ってるの?
ベルリン・フィルでも,アバドとのブラ4の公開ゲネプロで,第2楽章が始まるとすぐ,
演奏が中断されて,冒頭の音のチューニングを木管奏者はたっぷりさせられていたし,
昨年3月のラトルの《英雄の生涯》でも,本番当日の午前中のゲネプロで,
木管奏者だけ居残りさせられて,最後の和音を,それこそアマチュアオケのように,
一人ずつ順番に吹かされたりと,だいぶ和音には神経を使っていましたね。
それに比べると,N響の奏者は,ソロは大変にうまいのに,どうして一緒に和音を鳴らすと,
あんな無残なことになるのか。中途半端に一流だと,あまり分奏もしないのか。
管楽器で,今回,世界的にも引けを取らないと思ったのは,ホルンぐらいでしょうかね。
健闘をたたえたい。トロンボーンは普通。あと問題は,トランペットですね。
オケ全体の冠にあたる楽器なわけですが,どうして音に魅力がないのか。
これは技術的な問題ではまったくなく,音色にグランツ(輝き)がないことに対する
ない物ねだりなのかもしれませんが,オケ全体の魅力に関わることですからね。
もっとトランペットにグランツのあるサウンドを出してもらいたいものです。
あと,ティンパニ等の打楽器に関しては,さすがドイツのオケピット事情にお詳しい
久保さんならではでしたね。ドイツのオペラハウスにいるような気さえしました(^_^)。
休憩時間にパート譜を見ると,他のメンバーとは違って,手書きの譜面を使用されてました。
これは市販のパート譜だと,ワーグナーの指示通り,二人で分けて演奏するように書かれているので,
一人で演奏できるところは一人で演奏するように書かれた譜面が,たぶんドイツのオペラハウス
に流布していて,それを今回使用されたのでしょうか。葬送行進曲のように,どうしても二人必要な
ところだけは,二人で叩くのですが,あういう楽器配置は,ウィーンなどのやり方と同じですね。
もっとも,ウィーンでは,第3幕の前の休憩時間に5台目のティンパニを出してきてましたが。
昨日から始まったようですね。
聞きに行かれる方は,お気軽に感想などお寄せいただけると,うれしいです。
ちなみに,来年は予定通り,オペラはブリテン《ピーター・グライムズ》ですが,
コンサートはすべてラトルが振るそうですね。
毎晩,モーツァルトの三大交響曲とブリテンの作品の組み合わせということでしょうか。
(Les Illuminations, Nocturne, Serenade für Tenor, Horn und Streicher)
http://www.salzburg.com/servlet/scom2/searchresult?xm=815386&res=0