BPOの部屋へのコメント
1999年11月(2)


イエス・キリスト教会などなど 投稿者:ohara  投稿日:11月29日(月)23時59分50秒

どうもです。最近はいろいろと面白い情報が書き込まれていますねぇ。いいことです!

ところで録音会場として有名なこの教会ですが、訪れたことのある方ってあまり
いらっしゃらないのでしょうか? フィルハーモニーや○×オペラには行ったという話は
よく聞くのですが…。
他のホームページを見ても、「ここに行った!」というような話は全く見たことないので。

私は初めてベルリンに行った時に、どうしてもこの教会に行きたくって、場所を自力で見つけて
行ってきました(Dahlem地区)。「教会」ということで、中に入りたければ日曜日に行くのが
BESTです。行ってみると、非常に静かな住宅街の中にポツンとあったのが以外でした。
中は思ったよりかなり小さかったです(普通の教会だからあたりまえか)。

あと、Titania Parastも絶対行きたかった場所だったので、ここもはじめて訪れた時は非常に
感激しました。95年は外観がけっこうボロボロで、1階に店舗が入っていたぐらいだったの
ですが、今年にまた訪れた時には、今度は複数の映画館となっていました。
ちらっと中に入ってみましたが、例えて言うならば、震災前の阪急会館(神戸・三宮駅前)
のような感じで、もうフルトヴエングラーのコンサート会場の面影は全くありませんでしたが、
建物の外観がそのまま残っているのには非常に嬉しい限りです(よく残っていると思いますよ)。

あと、旧フィルハーモニー跡にも行ってきましたが、ここも今では閑静な住宅街のような所で、
戦前は繁華街だった面影は全く感じませんでした。道に「この道は旧フィルハーモニーに続く」
というようなプレートがあっただけですが、その先には平凡な庭があるだけでした。

ちょっとノスタルジーな旅もなかなかいいものですよ!


バレンボイムとラトルのオペラ 投稿者:LULU  投稿日:11月29日(月)19時18分23秒

最上さん、こんにちは。珍しくオペラの話題になったので出てきました。

最上さんと同じく私もコンサート指揮者としてよりも、オペラ指揮者としての
バレンボイムの方を買っています。これまでリンデンオパーではワーグナーばかり
「タンホイザー」「ローエングリン」「名歌手」「指輪」「パルシファル」、
来日公演の「魔笛」「ヴォツエック」、あとバイロイトで「名歌手」「トリスタン」
ザルツブルグでウイーンフィルとの「ドンジョバンニ」などを聞く機会がありました。

やはりワーグナー、特に後期の楽劇が素晴らしいと思います。歌手もいつも予算を
度外視しているとしか思えない贅沢さですし。(笑)「タンホイザー」や
「ローエングリン」は重すぎるかも。彼のワーグナーで好みが分れるポイントの
ひとつは確か以前真峰氏も「音楽の友」誌上で指摘しておらたように、時に
唐突とさえ思えるテンポの変化を伴うことですが、近年はそれも改善されている
ようです。ワーグナー好きの方には異論があるかもしれませんが、私は80年代
最高のワーグナーはサヴァリッシュのミュンヘン、90年代最高のワーグナーは
リンデンオパーと勝手に思っています。

ベルリンフィルの話題からそれてしまいましたが、新シェフラトルは来年エクス
アンプロヴァンス音楽祭で「マクロプーロス事件」を振ることになっています。
オケはバーミンガム市響。その他彼にとって新しいレパートリーとして、グラインド
ボーンでの「フィデリオ」も予定に入っています。

ラトルのオペラレパートリーというと、モーツアルトのダポンテ3部作、「イドメネオ」
以外はヤナーチェクの「賢い女狐」、シマノフスキーの「ロジェ王」、ガーシュインの
「ポーギーとベス」、ラモーの「ボレアデス」などなかなか個性的ですね。
復活祭音楽祭で、彼がどんな曲を振ってくれるか興味深々です。ヤナーチェクのオペラ
はオーケストラに依存する部分が大きいと思うので、是非実現して欲しいです。
「パルシファル」は現在のところ彼の唯一のワーグナーのレパートリーなので、カラヤン、
アバドと続く3代の演奏が期待できそう。そして「ばらの騎士」!これも彼のレパートリー
ですね。ベルリンフィルの「ばらの騎士」も一度は聞いてみたいです・・・。


アバドのシモン 投稿者:最上  投稿日:11月29日(月)15時33分44秒

本当に時間がたつのは早いですね。

という訳で、本日の新聞には、27日(土)の「シモン・ボッカネグラ」の批評が載っています。
本日、もう1回演奏される予定です。

このオペラはよく知らないので、ほとんどコメントできないのですが、演奏は大絶賛のようです。

どなたか、来春、私の代わりに聞きに行かれませんか?

http://www.berlinonline.de/archiv/berliner_zeitung/dump/19991129/feuilleton/1999355972/1.html


あれから一年・・・ 投稿者:BMW(べんべ)  投稿日:11月29日(月)12時56分13秒

昨年の11月28日に成田からANAでフランクフルト経由、初めてのベルリン訪問を
果たしました。着いた日から既にしてちぎれるような寒さ。

BPOの公演3回を含めてフィルハーモニー詣は計4回、充実した日々でした。

今年の9月にも再びベルリンを訪れることができ、壁の崩壊から10年、刻々と変化を
していくベルリンの風景に眼を見張ったのでありました。

昨冬の旅行については・・・

http://www2u.biglobe.ne.jp/~classic/gejutu/claryo22.htm

を一読ください。


今秋のヴァント 投稿者:最上  投稿日:11月29日(月)10時14分33秒

この11月19,20,21日のヴァントの演奏会を聞きに行かれた偽Hippo.さんより、メールがありました。
こちらへの転載の快諾も頂いておりますので、ご紹介いたします。

なお、「追っかけ日記」は、下記のご自身のサイトで、近々発表されるものと思われます。

(以下、転載)
---------------------------------------------------------------------

Berlinは9ヶ月ぶりでしたが・・・訪れる度に、その変化に驚かされますね。
今回は、ポツダム広場の界隈の変化が特に凄かった。 Sony Centreは
未だ開館して居ませんが、外観はほぼ完成して居りました。 以前は
Philharmonieで聴いた後、一杯呑もうと思うと、一旦バスで出なければ
なりませんでしたが、Philharmonieからの徒歩圏に商店街が出来(今シーズンの
Blaetter #1の7頁の広告写真で雰囲気が判るかと)、便利になりました。
また、U2のPotsdamer PlatzとKurfuerstenstrasseの間に新駅が開業
しました。(この界隈は未探検)

Wand/BPOは・・・いずれ「追っかけ日記」に書きますが・・・BPOの
不甲斐なさに落胆(>_<) Wandの朝比奈化(生きて居て振ってくれるだけで
嬉しい(^^;))が進行しつつあります。 特に管楽器(前回もhr.の文句は
書きましたが、今回は管楽器全般)の音の頭の汚さとか。
特に初日は、04月のNDRの方が遥かにマシと思いました。 尤も、初日、
2日目、3日目と加速度的に演奏が良くなって居ましたので、Wandの方が
原因で十分にProbe出来なかったのかもしれませんけど。

北独はそうでもなかったのですが、30数年ぶりの大雪(確か、新聞にはStarke
Schneefaelleと書いて居た様な・・・独語では、強雪って言うんですね)で、
少なくとも月曜はFRAが朝から空港閉鎖。 Hubが閉鎖してしまった為、LHが
大混乱。 僕はTXL-CDGだったので3時間遅れだけで済みましたが(^^;)、
日曜のWand最終日を聴いて翌朝そのまま帰国する多くの日本人はどうなった
のでしょうか(^_^;)

http://www.bekkoame.or.jp/~hippo/


ヴァント/BPO 投稿者:最上  投稿日:11月29日(月)10時00分11秒

なかたさん、情報ありがとうございました。最後なのかどうかは、私も不明です。
ただ、BPOとのブルックナー

  5番(96/1)、8番(96/9)、4番(98/1)、9番(98/9)、7番(99/11)

こういう順に続いてきたようですから、これで一段落という感はありますね。


これで最後ってホントですか 投稿者:なかた@レコード芸能  投稿日:11月29日(月)01時54分24秒

ベルリンにヴァント詣でを屡々行っている友人Nくんからきいたのですが、ヴァント=BPOのコンビ
はこれが最後だから・・・絶対聴きにいくんですと言う風なことを言っておりました。
ヴァントはBPOよりもMPOの方が相性が良い気もしますが、やはり天下のBPOとの記念碑的
共演が無くなってしまうのはホントなら残念至極です。

でも、聴いた結果は「駄目でした」とのこと。「若手の木管奏者ばかりだった」ためとのことですが
果たして・・・?CDを待ちましょう。


BPOのBS 投稿者:なかた@レコード芸能  投稿日:11月29日(月)01時50分04秒

一応メールをNHKに送っておきました。無視されるとおもいますがね。


ヴァントのブルックナー7番 投稿者:最上  投稿日:11月28日(日)16時26分52秒

聞きに行かれた方のお話をお伺いしたいところですが、現地の新聞を読むと、会場の内外で
すごい熱気だったようですね。

下記の記事によれば、リハーサル(プローベ)では、ヴァントはオケに対して、
「あなた方は、この曲を全然知らないようですね」と言ったとか。
こういうことを言える最後の指揮者かもしれませんね。

http://www.berlinonline.de/archiv/berliner_zeitung/dump/19991122/feuilleton/1999353719/1.html


BPO定期のBS中継 投稿者:最上  投稿日:11月28日(日)16時19分15秒

NHKによる中継は、WOWOWのあとを受ける形で、1996年度から始まったのですが、
当初は、3年契約(年4回)ということだったようです。

   1996年度(レヴァイン、アーノンクール、バレンボイム、ハイティンク)
   1997年度(アバド、ザンデルリンク、パッパーノ、ラトル)
   1998年度(アバド、ヴァント、ノリントン、ハイティンク)

この3年の契約期間が過ぎたあと、NHKが一方的に放送中止を打ち出したようです。
今年の4月、楽団理事(コントラバス)のリーゲルバウアーにザルツブルクで話を聞いたのですが、
BPO側としては、もちろん契約を更新(延長)したかったのだが、NHK側に断られたと、
大変に残念がっておりました。
何とか、抗議運動でも起こしたいものですが....


バレンボイム 投稿者:最上  投稿日:11月28日(日)16時03分00秒

なかたさん、ご活躍ぶりは、招き猫の書き込みなどで、いつも楽しく拝読しております。
こちらこそ、今後とも、どうぞよろしくお願いします。

バレンボイムのオペラといって、そんなに聞いたことがある訳ではないのですが、
1989年3月、ミュンヘンのヘルクレスザールで聞いた「パルジファル」が非常に雄大な演奏で、
この演奏で、バレンボイムを大いに見直したのが最初です。
歌劇場の方が改修工事中のため、演奏会形式での公演となったのですが、アンフォルタスの
フィッシャー=ディースカウとともに、未だに強い印象となって残っています。

その後、同じ年の7月にバイロイトで聞いた「ジークフリート」と「神々の黄昏」、
特に後者は私の音楽体験における最大のものの一つで、本当に圧倒されました。

あと、97年のリンデン・オーパーの来日公演での「ワルキューレ」と「ヴォツェック」。
どちらも、ティンパニにBPOのゼーガースがエキストラで出演していたということもあるのですが(^_^)、
なかなかの名演だったように思います。

バレンボイムは、あと95年のシカゴ響の高松公演で「英雄の生涯」などを聞きましたが、
コンサートの時は、オペラの時ほどには精彩を感じられないような印象があります。


初めまして 投稿者:なかた@レコード芸能  投稿日:11月27日(土)20時48分42秒

初めまして。招き猫の「引用アドレス」から飛んできました。なかたと申します。

バレンボイム、私は感動しました。バレンボイム指揮のオペラはあまり聴いたことがないのですが
仰有るとおりならばさぞかし、素晴らしいオペラが聴けるのでしょう。
リストの前奏曲がこの日の一番素晴らしい演奏と私は思いました。必ずしもああ言ったドラマティ
ックな演奏スタイルを好むわけではないのですが、今回の演奏は流石ベルリンフィルと思わせる迫力が
ありました。バレンボイムの指揮者としての力量も2,3年前のベートーヴェンの五番(BSで放送?)
などよりも格段にあがっているように感じました。以上が私の感想です。

えっと、その事とは別にお聞きしたいことがあります。なぜBPOの定期はBSで中継されなくなった
のでしょう。事情をご存じでしたら教えて下さい。
ヴァントの七番とかBSでやると思っていたのですが残念でした。


リンデンのBPO 投稿者:最上  投稿日:11月24日(水)19時41分28秒

19日の放送、見ましたが、私はあんまりしっくりきませんでしたね。
会場の音響のせいもあるのかもしれませんが。

どうも、バレンボイムは、オペラの方が本領を発揮するような気がします。
シューマンの珍しい協奏曲を、シカゴ響のクレヴェンジャーらを交えて演奏したことには意義があるのでしょうが、
コンバス6本の14型のオケで、ベートーヴェン、シューマンをやったあとに、同じ編成でリストとワーグナー....
まあ、ワーグナーで4人のホルン独奏者も入れていたのは、面白かったですが。

リストの「レ・プレリュード」は好きな曲なのですが、あんまり楽しめなかったですね。うーむ。

バレンボイムがシェフに選ばれなかったのがわかるような気がする演奏会といったら、失礼か?


幻想交響曲 投稿者:最上  投稿日:11月24日(水)19時21分48秒

定演の写真、楽しませていただきました(^_^)。どうもありがとうございます。
打楽器に関心のある方なら、幻想での配置など、お楽しみいただけるのではないかと。

鐘は(ステージ上で叩いた)、大阪市民管弦楽団からお借りしたものです。ありがとうございました。
なお、スタンドはパートリーダーのY氏が、鉄パイプなどを使って、前日に自作したものです。

私がセカンド・ティンパニのところにいないのは、アンコールでトライアングルを叩くために
移動しているからです。

翌日21日、同じ会場で、大学の吹奏楽団が幻想の全楽章を演奏したのを聞きに行ったので、
幻想漬けの週末となりました(^_^)。


T.S.O The 89th Regular Concert 投稿者:瀬戸内文化人倶楽部  投稿日:11月22日(月)22時20分04秒

先日(11/20)の 高響定演 アップしたよ!

http://www.niji.or.jp/home/ymatsuo/


(無題) 投稿者:SUPERBASS  投稿日:11月22日(月)16時49分50秒

19日のBS―2、見逃しました...。今卒論の追い込みなので。ジルヴェスターコンサートは絶対見るぞ!!


Re:ガンシュ/シュー 投稿者:ヘボモンケ  投稿日:11月20日(土)23時51分06秒

なかまさん、御指摘ありがとうございます。(大変いろいろと勉強になります。)

ガンシュ説は、仲間内から聞いていた情報だったのですが、Volker氏の説の方が信憑性
がありますから、ガンシュ説はおそらくガセネタで、ソロはシューの方なのですね。
小沢がアルプスを振った時のコンサートでシューの演奏を聴きましたが、大変素晴らし
かったです。今後もずっとオケで頑張っていただきたいと思います。


ガンシュ/シュー 投稿者:なかま  投稿日:11月19日(金)00時59分06秒

ブーレーズ盤のソロは,“フォルカーの部屋”のVolker氏によると,
直前の定期演奏会のメンツなどから,ハンス・ペーター・シューとしておられます.
私にはどちらかわからないのですが...どちらであっても,うまいですよね.
なお,ガンシュは12月に来日予定です.

http://www.sf.airnet.ne.jp/naoya/kenbun_cd96.html#cd_boulez


Re2: 世代交代  投稿者:ヘボモンケ  投稿日:11月18日(木)00時36分49秒

> モンケさん、今後ともよろしくお願いします。

こちらこそ宜しくお願いいたします。
"モンケさん"では、いかにもおこがましい感じがいたしますので、"へボモンケ"あ
るいは"へボ"とかでお願いします。^_^;

> なお、カラヤンのマーラー5番の録音、私も録音方式が変わった感じだったので、
> フィルハーモニーでの最初期の録音だと思っていたのですが、最近の説?では、
> イエスキリスト教会での最後の頃の録音のようですね。

そうなんですか。73年2月(だったでしたっけ?)録音の当時のLPには、場所はベルリン
としか書いてなく、その後の録音からフィルハーモニーと記載され始めていて、このマ
ラ5からが、DGのフィルハーモニーでの録音だと、当時世間では言われていたと思いま
すが、イエスキリスト教会での録音だったのですか。(オケではありませんが、この1ヶ
月後あたりに録音されている、BPO管楽セクションによる「ドイツ名行進曲集」はイエ
スキリスト教会での録音でした。余談ですが、毛色は違いますが、この演奏も、往年の
Tpセクションの凄さを100%堪能できるもので、当時良く聴きました。)

マラ5の発売は、録音から随分間があったと思いますので、録音方式とかに新しいも
のを取り入れていたりして、それで音質が変わったと感じたのでしょうかね?

> 5番ソロで言えば、色々聞きましたが、現在CDで出ているソロではウィーンフィル
> +ブーレーズ。ソリストはあのハンス・ガンシュがもっともすごいと思う。

ガンシュのこのソロは、私もものすごいと思います。音色といい、テクニックといい、
完璧だと思います。楽器(ヤマハのC管)の貢献も大なのでしょうね。オケをやめてし
まったのは残念です。ただ、自分としては、もう少し古臭い音色(?)が良くて、ハイ
ティンクやインバル-フランクフルトの録音(ソロはバウアーでしょうか?)とかが、
何となく好きです。もっとも、これらも十分モダンな演奏スタイルではありますが・・・

往年のアイヒラーやベゼニックがマラ5のソロを吹いたらどんなだったのだろうかと
いつも思います。(お聴きになったことのある方とかは・・・やはりいないでしょう
かね。)

以前、ウィーンで勉強されていた東フィルの飯塚さんに、誰のマラ5のソロが好きか
お聞きしたところ、ウィーン でもベルリンでもなく(フランクフルトのもお好きじ
ゃないようでした)、意外にも「バーンスタイン-ニューヨークのバッキアーノのあ
のビブラートが好き」とのお返事で、驚いた記憶があります。

> もし、ブーレーズ、BPOでこうしたシリーズが出たらどんなに素晴らしいだろう。
> ブーレーズ、ハイティンクの両氏にはもっと長生きして頂きたい。

全く、同感です。


Re: 世代交代 投稿者:最上  投稿日:11月17日(水)17時04分55秒

世代交代というと、1992年、1月のベルリン・フィルと3月のウィーン・フィルが
対照的だったと思いますね。

この時期、ベルリン・フィルはまだ年輩の奏者がたくさん残っていて、
一緒に聞きにいった人(ウィーン・フィルのファン)が、
「ベルリン・フィルはおじさんばっかりね」と言っていたのが、印象に残っています。

ウィーン・フィルの方は、すでに若手がたくさんいて、特に若手のホルンがブルックナー7番で
大健闘していたのが、今でも強く印象に残っています。

もっとも、ベルリン・フィルも、その後、一気に若返りましたが。


モンケさん、今後ともよろしくお願いします。

なお、カラヤンのマーラー5番の録音、私も録音方式が変わった感じだったので、
フィルハーモニーでの最初期の録音だと思っていたのですが、最近の説?では、
イエスキリスト教会での最後の頃の録音のようですね。


世代交代 投稿者:  投稿日:11月16日(火)03時10分23秒

まあ、先月になりますがウィーンフィルも若手が増えたこと..。
ステージをズラリと見ますと、殆どジャニーズです。
トランペットで言えば、まだ、一件幼さも残るようなゴッドハルド・エダー君
がとても暖かみのあるサウンドで見事マーラー5番の大役をこなしていました。
このソロは登竜門なのでしょう。
カラヤンもかって、「若い唇の響きが欲しい。」などといって、
若いクレッツアー氏にいきなりこの大役を吹かせたらしいですね。
 指揮をしたマゼールがこちらのインタビューで
も、ウィーンフィルを始めて約40年近くになる。始めてウィーンフィルを
振った時、回りは自分の父親、祖父のような世代のメンバーばかりだった。
が、気がついてみたら、もう今は我が息子、いや孫の世代の人達もウィーン
フィルに入ってきているのだ。と語っていました。
フルートのパユーのように、もしかすると若い人が教授の後にBPOに
はいり、もしかすると将来ここも、ジャニーズのような風になって
しまうかもしれません。しかし、数週間前に行われたBPOマーラー9番
はチケット売り切れのため見に行けませんでした。TPは誰が乗っていたのか
気になります。
 マーラーといけば最近ブーレーズ+クリーブランドのマーラー7番を聞きましたが
久々に当たりのCDでした。とても緻密。そして、丁寧。
5番ソロで言えば、色々聞きましたが、現在CDで出ているソロではウィーンフィル
+ブーレーズ。ソリストはあのハンス・ガンシュがもっともすごいと思う。
 もし、ブーレーズ、BPOでこうしたシリーズが出たらどんなに素晴らしいだろう。
ブーレーズ、ハイティンクの両氏にはもっと長生きして頂きたい。


カラヤンマラ5Tpソロ 投稿者:ヘボモンケ  投稿日:11月16日(火)01時59分28秒

初めまして、BPOファンとなって早二十余年、ミーハーでモンケのみを吹き続けて
やはり二十年、の初老のトランペット吹きです。(でも、出てくる音はBPOの連中
とは違ってしょぼいです。^_^;)以前からこちらを楽しく読ませていただいていま
した。特に最近は、私の大好きなアイヒラー氏の話題など、Tp関係の話も豊富で
大変興味深く、皆様方のBPOに対する情熱と深い見識には、ただただ驚くばかり
です。

> その他、カラヤンとの5番は、入団間もないクレッツァーのようですが、こ
> れも、諸説あり、ロイビン兄弟(3番の来日公演で、3楽章のポストホルンソ
> ロを吹いたのが、多分長兄のハネス?ご存知の方ご教示下さい。)のうちの一
> 人、という話もあります。アバドとの5番は、吹き方からするとグロートかな
> っていう気がします。

この演奏は、長い間私の愛聴盤でした。(フィルハーモニーでの最初の録音で、
それ以前のものとかなり違った印象がありました。)当時の雑誌(確か、月刊
STREOだったと思います)に、ベルリン在住の評論家によるこの時の特集記事が
あり、内容は「録音に前後して行われたフィルハーモニーでのコンサートをカラ
ヤンの正面、Tpの後ろ辺りの席で聴いた。録音でもすばらしいソロを聴かせてい
る入団後間もない金髪の紅顔の美少年は、コンサートでも大変素晴らしい冒頭の
ソロを聴かせ、カラヤンにしては珍しいことに、ソロの終わった後、Tpソリスト
ににっこり笑ってウインクを贈った。」といったものでした。音色からいっても、
やはりあのソロはクレッツァーだと思います。(ちなみに、1アシは未だTopを吹
いていたアイヒラーの音ですね。)

ハイティンクのマラ5のソロは、私も今一番好きな演奏です。これもクレッツァ
ーではないかと思っていましたがやはりそうですか。(ちなみに、アバドのは私
もグロートのような気がします。)

去年のマラ3のポストホルンは、ロイビン3兄弟の真ん中のだと聴いています。
ブル5でグロートのアシも吹いていました。(名古屋公演を聴きましたが、オケ
大健闘だったと思います。特に弦楽器・・・)ロイビンはグロートの後のポストの
オーディションを受けたが最終選考で落ちたという話も聞きましたが本当でしょう
か?また、BPOはマティアスに来て欲しいが本人には全くその気がないという話も
聞きましたがこちらも本当なのでしょうか?クレッツァーの時のような無名のシン
デレラボーイ(?)の出現がまたあるのでしょうかね?


トランペットソロ 投稿者:ロータリーTrp1号  投稿日:11月15日(月)09時46分58秒

 以前投稿したと思いますが、ハイティンク&BPOのマーラーの5番の
CD、ソロラッパはクレッツァーのようです。数年前のBPOブラスクイン
テットのパンフレットにそう書いてありました。その2年後、12人編成で
来たとき、クレッツァー本人に、
 「ハイティンクとのマーラーの5番のCD、私には理想的な演奏でした。」
とつたない英語で伝えますと、にっこり笑って
 「サンキュー」
って、言ってましたから、私の英語が上手く伝わっていないとか、ホント
はグロートのソロだったとしても、いちいちそれを訂正するのがめんどくさ
かったとかいうことがなければ、やはり、クレッツァーがソロだということだ
と思います。
 1987年録音のマーラーの1番は、解説にはソロラッパはグロートとあ
りました。しかし、その後の、アバドやハイティンクとのLDでは、ソロはク
レッツァーで、グロートは5番ラッパです。ただし、パイパーズ誌のインタビ
ュー中には、マーラーの1番のフィナーレ、ミュートを着けたりはずしたりが
ロータリーではやりにくく、パニックするとありました。確かに、フィーンガ
ーフックがあるピストンに比べ、それがないロータリーは片手での演奏が
困難ですので、グロートの言うとおりでしょう。こんな話が出てくる以上、
彼も1番でのソロ演奏経験はもちろんあるのでしょう。
 また、先のクインテットでの来日のおり、公開レッスンをしてましたが、
その時の曲がマーラーの5番の冒頭のソロでした。彼の話は、当然、5
番のソロの演奏経験をうかがわせるものでしたので、誰かと演奏している
のだろうと思います。
 あとは私の推測ですが、マーラーの場合、トップは倍管で吹くことが多
いはずですが、その際、奇数番はクレッツァー、偶数番がグロートがメイ
ンになっているんことが多いように思います。日本公演でも、2番はグ
ロート、3番はクレッツァーがソロで、このときはともに倍管していません
でした。ハイティンクとは倍管していたりいなかったりですが、1、3、7番は
クレッツァー、2、4番はグロートがメインです。(LDで確認できます。)
 その他、カラヤンとの5番は、入団間もないクレッツァーのようですが、こ
れも、諸説あり、ロイビン兄弟(3番の来日公演で、3楽章のポストホルンソ
ロを吹いたのが、多分長兄のハネス?ご存知の方ご教示下さい。)のうちの一
人、という話もあります。アバドとの5番は、吹き方からするとグロートかな
っていう気がします。
 話が変わりますが、86年のカラヤンとの「展覧会の絵」は、ソロがクレッ
ツァーですが、とても柔らかく吹いています。90年のジュリーニとの録音は、
ビヴラートがもっとかかった、生きのいいソロで、プロムナードとしてはこちら
の方が私の好みですが、グロートだろうと思います。92年のアバド盤はクレッ
ツァーだと思います。
 ただ、少し個性が違う面もありますが、80年のブラスオクテットの録音では、
彼らは全く同じ吹き方で、見事なアンサンブルを聴かせます。アンサンブルの精
度の良さはフィリップジョーンズなどよりはるかに良く、今、彼らに匹敵するア
ンサンブルは、ジャーマンブラスと、エヴァルトの録音で有名なストックホルム
チェンバーブラスぐらいかな、って思います。つまり、BPOの金管セクション
は、ソロよりアンサンブル重視だってことでしょう。最近つくづくそう思います。
互いに深く信頼しあっている様子は、97年のブラスアンサンブル公演などでも
うかがえました。


本日は 投稿者:最上  投稿日:11月14日(日)18時50分46秒

朝は、かがわ国際交流フェルティバルでの「ベルリンの写真展」の設営のお手伝い。
(それぞれの写真の説明文をプリンターで打ち出すため、早朝から出勤)

ちなみに、1990年10月3日、東西ドイツ統一の日のフィルハーモニーでの記念式典の模様が
写っている大型ポスターも貼ったのですが、ステージ中央に座っているのが、フォーグラーでした。
この日、BPOは何を演奏したのでしょうか?  ご存じの方、ぜひご教示下さい。

さて、午後からは、今度の週末の定期演奏会の練習でした。私の担当するセカンド・ティンパニは、
第5楽章の後半に難所があるので、ちょっと心配です(1小節に四分音符を3つ入れるのが続くところ)。
本日は、大阪市民管弦楽団の幻想の鐘をお借りして、練習することができました。ありがとうございます。
なお、演奏会の詳細は、一応、下記に載せておきました(^_^)。

で、夜は、これから、明日の晩、四国学院大学でのオルガンとチェンバロの夕べに出演される
武久源造さんを囲んでの食事会に出かけるところです。ではまた。

http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~mogami/tso9911.html


グロート 投稿者:T.Soeno  投稿日:11月13日(土)01時49分26秒

T.Soeno@グロート・ファンです。
久々に書きこみます。

>  グロート(?)のピッコロですが、ビブラートが効いていて、これも異色。
> BPOでの彼は、テュッティではストレートで安定した音を出しているよう
> に思いますが、ソロコンサートやアンサンブルはもちろん、オケ中のソロ
> なども、意外にビブラートがかかることがあるようです。クレッツァーとの
> 倍管のときはストレートな音ですが、テュッティでも、一人の時は乗って
> くるとfで、ビブラートがかかることがあります。この傾向は、クレッツァー
> よりグロートの方が顕著です。

私はグロートの音にビブラートがかかってくると
妙に不安(はずすんじゃないかと心配)になってしまうんですよね。
ビブラートというよりも音が不安定な感じがするので。
ライブなどを見ると、そういう音の時は平常心を失ったような顔を
しているようにも見えますし。
ライブが苦手なのでしょうかね。

話はかわって、
ハイティンク/BPOのマーラー5番のCDにおけるソロTPは
グロートが担当しているとこの掲示板に書いてあった記憶がありますが
そうならば、やはりグロートは最高だと(だったと?)思います。
(私はよくその演奏を目標として、真似をしてTPの練習をしてます。)

では。

http://plaza7.mbn.or.jp/~soeno/


うーん 投稿者:Joe  投稿日:11月12日(金)16時13分55秒

>ワルトビューネでの小澤との「ロシアンナイト」と題された演奏会でのものを
>ヴィデオテープでもっております。(LDもあるんですが、買いそびれました。)
うーん・・・あの小澤ワルトビューネ・・・。私は一曲目、吉幾三の「酒よ」
が始まるのかと思いましたが・・。ワルトビューネはあの巨大観客動員数から
して、失礼ながらメンバーも半分お楽しみでやっているのかなと思ってしまった
演奏でした。1812ではホルンのハウプトマンが(人間ならば間違いは
あろうが、)プロならば絶対はずして欲しくないところで外すし。
火の鳥なんて、日本公演でやったとき(教授ソロ)の方が全然よかったし。
しかし、その後、ラトル、アメリカ特集でのバーンスタイン、
フーガとリッフを見たときにはBPOトランペットパートのすばらしさ、そして
ロータリーという楽器の可能性が光りましたね。感動しました。同バルトビューネ
での一人で前に出て吹いたあのクラ奏者も良かったなあ。ブラボーの嵐だった。
グロート教授は小澤と仲が良いのでしょうか。コッホや、ライスター氏らと
ともにサイトウキネンにトラにくるということはない・・のでしょうね。
ハイティンク(Philips)シリーズ・・。マーラーも当たりでしたしね。
第一録音がいいし。うーん。


ストラヴィンスキー 投稿者:ロータリーTrp1号  投稿日:11月12日(金)14時41分29秒

 ハイティンクとのストラヴィンスキーですが、3大バレエのCD化(フィリップス)が
昨年でしたか、ようやく完成しました。最初が「火の鳥」全曲、続いて「ペトルー
シュカ」、最後に少し年数が開いて、95年録音の「春祭」です。ロイヤルアル
バートホールの演奏は92年ぐらいだったでしょうか。とにかく、CDとは違いま
すよね。ただ、あの放送の頃には、「火の鳥」「ペトルーシュカ」はCDで出てま
したので、「お、春祭もそろそろ出るぞ」と思ったのですが、なかなか出ません
でした。ハイティンクではマーラーのシリーズとストラヴィンスキーがとても楽しみ
でしたから。なかなか出ないので、もう出ないのか、と思いましたが、録音から
さらに3年ほどたって、ようやく去年出た、というわけです。
 レコ芸には、ピッコロTrp等のアタックが鋭さに欠け、今ひとつなんてありました。
ピッコロTrpはロイヤルアルバートホールの時と同じく、多分教授でしょう。レ
ヒナーのロータリーピッコロの弱点が出たかなーなんて思いましたが、ベスト版
とされるブーレーズ&クリーブランドO.(DG)と比較しましたが、クリーブラン
ドはとても端正なオケだと思っていましたが、演奏もやはりそんな感じでしょうか。
ピッコロTrpクリーブランドと比べても教授のアタックに特に不満は感じません。
ただ、録音の関係で、クリーブランドのTrpの方がよりONでしょうか。だいたい
DGはマイクがONの録音ですからね。また、おそらく全体的にもっともっと野
性的な演奏はあると思います。ショルティ&シカゴSO.など、すさまじいで
す。
 それとペトルーシュカのソロですが、ハイティンク&BPO版では教授なの
でしょうか。クレッツァーでしょうか。いずれにせよ、立派なソロです。教授はス
トラヴィンスキーのオーケストラスタディーを書くほど、ストラヴィンスキーに
傾倒しているようなので、教授のソロという可能性は高いですが。 ブーレー
ズ&クリーブランドO.(DG)のソロもとても立派です。双方とも、繊細で実に
音楽的なソロ。音を並べただけではありません。TVで観たライブでは、ケント・
ナガノ指揮のリヨン国立歌劇場管弦楽団の若い主席のソロ、ミスはあったが、
素晴らしいソロでした。あのラッパはすごくうまい! 音を並べるだけでも結構
大変なソロですが、もし吹くとしたら、あのように音楽的に吹きたいですね。
 (しかし、ライブでは教授もやってしまったのか・・・・)


カラヤンの1812年 投稿者:ロータリーTrp1号  投稿日:11月12日(金)13時25分32秒

 BPOの1812年といえば、最近では、1993年でしたか、ワルトビューネでの
小澤との「ロシアンナイト」と題された演奏会でのものをヴィデオテープでも
っております。(LDもあるんですが、買いそびれました。)その他、CDでは小澤
指揮で1984年辺りに入れたチャイコの管弦楽曲集(EMI)、1988年ですか、
やはり小澤とのチャイコの5番と1812年のカップリング(DG)があります。
 小澤版は全てスタンダードに、弦楽合奏ですが、カラヤン版は1960年代のもの
が1つあるだけだと思います。もちろん、本来DGから出てるものですよ。私のCD
は、1975年録音の交響曲5番とのカップリングです。
 ちなみにこの録音のチャイ5は、私のクラシックコレクションで最愛のもので、この
演奏をLPで初めて聴いた1976年、私のカラヤンとBPOに対する思い、特に
Trpセクションに対する思いが確定的になった思い出の演奏です。このCDが、
再発売されると矢も楯もたまらず、思わず購入してしまいます。LPで3枚、
CDで4枚(全集などを含む)あります。今は、チャイコの後期3大交響曲集と
してDGより出てます。
 そんなチャイ5をこの度演奏できることはこの上ない喜びです。もちろん
ロータリーです。私にとって、チャイコはロシア音楽でありながら、よりロマン派
としてとらえてる音楽なので、演奏のスタンダードは、もちろんBPO。従って、
ロータリーです。頑張ります。ありがとうございます。
 で、カラヤンの1812年は、Joeさんは海賊版でお持ちのようですが、正規版も
例の演奏しかないと思いますよ。私は、LP時代から聴いてます。個人的には、
カラヤンにしては珍しく原典指向でない演奏ですし、合唱や、最後のコーダー
におけるコラールのラッパの音程などが気になりますので、ベスト版として万
人向けかと言われると、否定的になります。小澤版などは非常にしっかりとした
演奏ですから、そちら方が万人向けでしょう。
 ただし、どこかのクラッシックのHPでの投稿で、カラヤンの、ドンコサック合唱
団版を聴いたら、他のは聴けない、という人もあり、確かに味がある演奏だと
思います。大砲は多分別録りで本物使ってるんだと思いますし、演奏面で言
うと、最後のコラールの後、テンポが速くなりクライマックスに向かうところがありま
すが、ああいう部分での場面転換のうまさは、全くもって見事で、あんなに鮮
やかにテンポが切り替わる演奏は、カラヤン版のみです。さすがだと思います
よ。
 



二度書き申し訳ございません。 投稿者:Joe  投稿日:11月12日(金)12時24分22秒

ロータリー1号様
>CDがありますし、
ここでおっしゃるCDとはあの英ロイヤルアルバートでの演奏とは別物に出ているのですか?
もしかして、あのアルバートでの演奏は、プロムスの一環だったのかな?
ところで、私が以前吹いていた関西のかぶとやま交響楽団というところの定期が
間もなくあります。とにかく、ドイツ・オーストリア系のサウンドにこだわった
オケです。いつかウィーンで演奏をと夢見ているオケです。前回はウィーンフィル
より、ストランスキー氏を招いてホルン協奏曲をやっています。もし関西
圏内にお住まいでご興味のある方は是非行って見て下さい。このオケも
皆様のようにBPOがお好きな方々にお聞きいただくことは非常に光栄なことと
思うでしょう。詳細は私のHPからオケのHPにリンクできます。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/6099/index.html


発見 投稿者:Joe  投稿日:11月12日(金)12時05分45秒

実は家の押入れをがさがさしたところカラヤンの春祭が
出てきました。スコア読みしながら改めて聞いています。
しかし、これはちゃんとしたレーベルから出ているものでなく、
NAXOS的な安売りCDに収められていたものです。録音は1966年と
なっています。
マラドーナさんのいう
1.F26G29027、POCG2079(1963〜4年録音)
ではないかも知れません。没の録音がコピーされたのかな?特徴と
してはピッコロトランペットは生贄の賢者達の行進、練習番号
70からのハイDの応酬で一箇所はずしています。
>春祭でのビブラートは考えられないって
そういう意味でも、BPOではないが、ボストン響の
チャーリーシュルーター氏はこのビブラートを行っていた。
おそらくクラシック界では一番のモネット使い。
何せ、春祭のピッコロってこんなだったのかときずかせるほど
大音量で音色は豊かなのですが音量と言う意味では凄いです。
それゆえか、小澤とは犬猿の仲ですが。
春祭も生で見ましたが、彼はなんとRAJA SAMDHIタイプの
カスタムピッコロで吹いていました。つまり、
マウスピースとマウスパイプが一体型になっているピッコロ。
グロート教授のピッコロはBlechblaser-Ensemble der Berliner Philharmoniker
でも堪能できますね。しかし、教授の楽器の構え方は独特ですね。
チャイ5本番頑張ってください。ロータリーで乗られるのですか?
うちのオケではロータリーで吹くととても珍しがられます。
前回の指揮者がドイツ人だったせいか、指揮者からはいいねえロータリー
ともてはやされましたが。


春祭 投稿者:ロータリーTrp1号  投稿日:11月12日(金)11時22分30秒

 カラヤンの春祭。CDは持っておりませんが、75〜76年録音のもの
を聴いたことがあります。ピッコロTrpは多分グロート教授でしょう。欲し
いんですが、買いそびれています。
 カラヤンのこの録音は、非常に異色な春祭だったと記憶しております。
通常、春祭は、非常に原始的な雰囲気(もちろんそういう曲ですモンね)
で、それを強調するため、強く明確でしっかりとしたリズムの流れが、曲
の土台であることを強調するような演奏が多いですよね。狂乱の曲、原
始的カーニバルの中で、いつの間にか聴いている自分も野性に帰って
いるというか・・・。
 カラヤンは、それよりも、何か音を重視した演奏でした。あの春祭が美
しいんです。へえ、ここはこんなハーモニーだったのか。なんて気付かさ
れることしばしば、という演奏だったと思います。
 グロート(?)のピッコロですが、ビブラートが効いていて、これも異色。
BPOでの彼は、テュッティではストレートで安定した音を出しているよう
に思いますが、ソロコンサートやアンサンブルはもちろん、オケ中のソロ
なども、意外にビブラートがかかることがあるようです。クレッツァーとの
倍管のときはストレートな音ですが、テュッティでも、一人の時は乗って
くるとfで、ビブラートがかかることがあります。この傾向は、クレッツァー
よりグロートの方が顕著です。
 あるラッパのソリストが、春祭でのビブラートは考えられないって、言っ
てましたから、その意味でも少し異色でしょう。
 BPOの春祭では、ハイティンク版があります。CDがありますし、以前
のヨーロッパコンサートのヴィデオテープも持ってますが、こちらの方が、
よりスタンダードな演奏だと思います。
 カラヤンはサーカスポルカなんていうストラヴィンスキーの小品も録音
していますが、ストラヴィンスキーとは質的には違うところにいる音楽家
といえるかもしれません。何せ、カラヤンにとって最も大事な作品である
ベートーヴェンの第九を、フィナーレの声が入るのはいただけないって、
批判している人ですから。
 でも、カラヤンの春祭、手に入れたいですね。


(無題) 投稿者:Joe  投稿日:11月12日(金)05時50分59秒

マラドーナ様
有難うございました。早速調べてみますね。しかし、やっぱり2つ位しかないのですね
今、さっとCD屋に行って、カラヤンBPOの春祭はすぐには見つからないでしょう。
貴重なものです。
現在手元に古い安売りCDでチャイ5+1812というのがあります。カラヤンBPO
この1812と言うのが、ドンコサック合唱団なるコーラスが一緒になっている。
最初、弦で始まるところが、コーラスに置き換えられている。結局、低弦+オーボエソロ
から、やっとオケの登場。これ以降、コーラスが出ることは無いが、大砲の部分は明らかに
ドラムではない。まさか本物を使っているとは思えないが。。それにしては
一回一回の音が揃いすぎている。安物CDだけあってか、オケの出来も、コーラスの
腕前もお世辞にも上手いとはいえなかったが、ちゃんとしたグラモフォンなどで
完成版が出ているのでしょうか?ご存知でしょうか。
今度近所のカルチャーセンターにパユ氏がやってきます。物凄く近くで見られるような
感じです。出来たら観にいこうと思います。

カラヤンがスミ・ヨーに夜の女王を朝一番に歌わせたとき、最高音が出なかった時の
コメントが私にとっては感銘深い物となるでしょう。彼女が「無理です。未だ朝ですし」
と言ったのに対し、「時間は関係ない。私が君に歌って欲しいと思ったときに
君は歌うのだ・・・。いいかね。音楽は常に流れている。君の知らないところでも
常に流れているのだよ。」音楽は常に流れる。あたりまえのことですが、演奏家の立場
に立つとこれは誠に大事なことなのだと常に実感します。
彼の遺言ともいえる言葉。「大きな眼鏡で天から地上を見下ろすよ。それ以外に
何が出来るかね。」
カラヤンやチェリビダッケ・・天命とはいえ、世界のクラシック界は惜しい人をなくしました。

彼にはもっと数多くのマーラーの録音も残された人類のために世に残していただき
たかったです。彼自身はマーラーについてどう思っていたのでしょうね。
意識的に多くを振らなかったのでしょうか。それは彼が元ナチ党員あった、その
歴史的背景が関係した思想から来るのでしょうか?今は誰も知りえませんが、
そうとすれば、これは人類にとっての大いなる過ちでありましょう。