公式HP の一番上の Aktuelles の中の Mitteilung に、アバド/BPOによるベートーヴェンの交響曲の公開録音の案内がありましたので、ご紹介しておきます。 既に、3月5日の方は終わってますが。
3月5日(日) 14.15 Uhr im Kammermusiksaal Symphonien Nr.1 und Nr. 2入場は無料のようです。お客さんを入れた方が、集中して演奏しやすいからなんでしょうかね。 1番と2番は室内楽ホールというのも、アバドらしいというか、旧来のBPOへのイメージとは違った感じにしたいんでしょうね。 まあ、いずれ、ラトル/WPhによる全集と、いろいろ比較されることでしょう。3月12日(日) 9.45 Uhr in der Philharmonie Symphonien Nr. 3 und Nr. 8
このあと、3月8〜11日が、ケント・ナガノで、メシアン「トゥランガリラ交響曲」。 これは、6月28日、ハノーヴァーのエキスポ2000でも、演奏される予定です。 ピアノがピエール・ロラン・エマール、オンド・マルトノがドミニク・キム。 ちなみに、ピアノのエマールは、98年4月、N響がデゥトワで同曲を指揮したときも、ピアノを担当したようです(そのときのオンド・マルトノは原田節)。 この曲のソリストは、一昔前は、ピアノがイヴォンヌ・ロリオ、オンド・マルトノが妹のジャンヌ・ロリオという感じだったですよね。 私は1989年5月8日、ミュンヘンの歌劇場でのバイエルン国立管弦楽団の定期演奏会で、このコンビで同曲を聞いたのが、唯一の実演体験ですが(指揮はリッケンバッハー)、客席にメシアン自身もいたように思います。
さて、3月18〜20日は、ドホナーニで、アイヴス「答えのない質問」、バルトークの弦チェレ、ベートーヴェン「英雄」。 こういう曲を以前のようにテレビでやってくれると、バルトークでのティンパニの妙技が楽しめたりするんですがね。残念です。 このあと、3月24〜26日は、ノリントンで、ヴォーン=ウィリアムズ「タリス幻想曲」、 ハイドン協奏交響曲、ベルリオーズ「幻想」。 そっくりそのまま、ザルツブルクのイースターで再演。 「タリス幻想曲」は、先日のN響(スラトキン)の録画でも見ましたが、別オケが後部に配置されたりして、なかなかきれいな曲だったですね。
月末が、いよいよアーノンクールで、3月29〜31日、メンデルスゾーンのVn協とブルックナー3番。 なお、このまま4月になだれ込み、4月4〜6日が、同じアーノンクールでブルックナー8番。 アーノンクールは、1929年生まれで、昨年70歳を迎えたようです。 ベルリン生まれなんですね。グラーツで成長したようですが。 BPO初登場は、1992年9月25日、モーツァルト・プロだったとか。 テルデックから新しく出る(出た?)BPOとのシュトラウスのワルツ集、どんな演奏なんでしょうか。
私が一番ぜいたくな時間の使い方だなと思っているのが、カラヤンの「パルジファル」。 BPOの100年誌のデータには、 1981年のイースター音楽祭の「パルジファル」は、 第1幕が、午前11時開演、そして、午後6時から、 第2幕と第3幕が演奏されたと記載されています(1980年については時間の記載なし)。 ゆったりと「パルジファル」に浸るという、なかなか夢のような体験という感じですね。 2002年の「パルジファル」は、やはり何が何でも聞きに行きたいものと思います。 まあ、カラヤンみたいな時間配分にはならないでしょうが。