さて、1991年から始まったヨーロッパコンサートについては、こちらにまとめてありますが、Berliner Morgenpost紙の この記事によりますと、 2000年の第10回 ヨーロッパコンサートは、アバドの指揮によりベルリンで開催されるようです。 最近発表された来シーズンのプログラムでは、5月1日には演奏会は特に予定されてはいないようですが、 会場が正式に決まってから発表するのでしょうか(ポツダム広場の新しい建物で開催する予定とか)。 このヨーロッパコンサート、アバドは91年に登場した後、94年以降は、偶数年(偶数回)に登場している訳ですが、最後の年の2002年は、イタリアでということで、パレルモのテアトロ・マッシモでの開催を検討しているようです。 今後も、毎年、テレビ中継されるようですが、日本では見れない?
最近、下記のアドレスの表紙も発見しました。これもなかなか悪くないと思います。 結局は、上のところに行きつくのですが(^_^)。
さて、6月10日の各紙に、ラトル/BPOのコンサート(マーラー7番他)の批評が一斉に載っています。 ベルリンの3つの新聞、Berliner Zeitung、 Berliner Morgenpost、 Tagesspiegel の記事が、次のところで読めます (まだじっくりは読んでいないので、詳しくはご紹介できませんが)。
http://www.berlinonline.de/archiv/berliner_zeitung/dump/19990610/feuilleton/1999047719/1.html
BPOのプログラムの重要な柱であるベートーヴェン、シューマン、ブラームス、ブルックナーの録音がまだないのが唯一の難点としながらも、BPOにとってラトル以上の指揮者はいないと結論づけています。
いきなり、後任候補ナンバーワンのラトルという書き出し。
http://www.tagesspiegel-berlin.de/archiv/1999/06/09/ku-kl-16607.html
音楽に憑かれた人間のオーラが彼にはあるとの書き出し。ゼーガースのティンパニ、ゲスリングのテナーホルン、コンマスとしては最後のソロとなるブラッハーのヴァイオリンなども素晴らしかったようです。
また、ドイツの代表的な新聞の1つである Die Welt 紙にも、BPOの後任人事の件とあわせて、ラトルの評が載っています。 今の勢いだと、まさにラトル優勢という感じですが、2週間後には、どういう結果が出るのでしょうか。
http://www.welt.de/990610/0610ku117313.htm
http://archiv.berliner-morgenpost.de/export/home/netscape/docsroot/contents/bm/archiv1999/990624/
この新聞のトップに、ラトルの写真も掲載されています。 ここの記事からたどっていくと、BPOとの過去の演奏歴なども、わかるようになっています。 前評判通り、スムーズに決まったようですね。 午後4時5分に発表があったそうですから、日本時間だと、午後11時5分。 その後、あっという間に、日本にまで伝わったという訳ですね。 岡本さん、掲示板での速報、どうもありがとうございました。 まあ、これから、レパートリーのこととか、いろいろ言われることでしょうが、オペラとしては、「パルジファル」「ヴォツェック」「ポーギーとベス」などは振ったことがあるようです。 (そういえば、「ポーギーとベス」のLD、買ったまま、まだ見ていないことに気がつきました ^_^;)